私が病院勤務時代にあった出来事。
①
〈外来にて〉
患者さん「今日も足がすごく痛くて、歩けないんです」
私(…病院まで歩いてきとるやん…)
②
〈外来にて〉
患者さん「昨日はここまでしゃがめたんだよ。でも今日は全然しゃがめなくて…」
私(昨日のところまでしゃがめとるやん…)
③
〈入院リハビリにて〉
患者さん「私は薬が大好きなんです。ご飯よりもまずはお薬。」
私「医療が必要ない健康な身体になって、ご飯もしっかり食べて、ほどほどに運動できるようになるのが目標なんじゃないですか?」
患者さん「健康になってもお薬は飲むの。ご飯は食べれなくなったとしてもお薬は飲むの。」
私(目的と手段が違うなぁ…)
以上3つの出来事ですが、ちょっと不思議な感じですよね。
①と②のケースで言えばできることを証明しつつできないと訴えていますので、リハビリ的には何が目標になっていくのか不明確になることがあります。
③のケースではいわゆる医療依存となり、普通の生活に戻ることが思考として困難になってしまっています。
こういったケースは極端に珍しいわけではなく訪問看護の現場の中でも時々あります。
なぜこういったことが起こるのか、どうアプローチするのか。
ひとつのヒントとして『生物心理社会モデル』に注目します。
全員が精神的な問題があるわけではありませんが、病気や怪我や障害によって少なからず心の揺さぶりを受けていることは間違いありません。
生物学的には医療
心理学的にはカウンセリングかリハビリ
社会的には介護、福祉サービス
などチームで取り組み包括的にアプローチしていく取り組みが必要となり、家族やケアマネージャーに任せっきり!というのではなく各介護サービス関係者の連携による情報交換やチームアプローチが有効となります。
科学の発達や新サービスが複雑な世の中なので、人の悩みやその要因も複雑になります。
家族やケアマネージャー、病院に任せっきりの在宅療養の時代は終わりを告げ、これからはチーム療養・包括的在宅療養にシフトしていかなければいけません。
ユニケア訪問看護では事業所の考え方として「どのようにサポートするか、どのように連携するか」を日々考えています。
少しずつ協力機関も増えてきているので地域全体で在宅療養生活を同じ言語で語り合い、サポートしていく体制を考えていきたいです。