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クチコミだけで稼働率…な旅館

某経済系週刊誌の今週号は「旅行」をテーマにしているのだが、月曜日の新聞広告を見て驚いた。

「クチコミだけで稼働率100%」

として名を挙げられてる旅館、半月ほど前に電話したところじゃないか!

このゴールデンウイーク、善光寺方面への旅行を計画してて、長野市近辺の旅館やホテルを探していた。
その時何年か前の雑誌(オズマガジン)に、この旅館が出ていたのだ。人気が高く、予約がとりづらいらしい。
検索してみたらホームページやじゃらんなどのサイトではなく個人ブログが出てきて、それぞれがこの旅館を大絶賛。
「温泉、雰囲気、料理、接客…どれをとっても一級品」
「1年待たないと宿泊できない」
らしいが、そんなにすごいなら、とダメもとで予約の電話を入れてみた。ブログによると
「予約時の電話での応対もよく(部屋がいっぱいの場合でもまた電話してみようという気になります)」
だそうだ。

で、その印象は…


こんなん、初めてだ…

まず、5月3日か4日が空いてるかどうかたずねてみた。案の定満室。ただ、もしかしたらこの長野行きがお盆にするかもしれない。オズマガジンによると「年末年始お盆は休み」だそうだが、一応きいてみた。

「お盆はお休みされてるんですよね」
「いえ、営業しております」
「ありがとうございます。また、検討してから改めて(電話)かけさせていただきます」
関西人の断り文句の一つに「考えときますわ」というのがあるが、それは他地方の人にとってはわかりづらいらしく、こっちに来てからはストレートな物言いを心がけている。で、今回の「検討してから…」はズバリその通りで、たぶんゴールデンウイークだからご縁はなかったになるだろうけど、もしかしたらの時は家族たちと検討してから改めて、なのだ。
で、そう言って電話きろうとしたら
「予約お取りしましょうか」
「いえ、結構です。また検討してから改めてかけさせて」
いただきます、と言い終わらないうちに

「何日ですか?」

はぁ?こっちは結構ですて言うてんのに。そもそもゴールデンウイークの予約が取りたかっただけなのに。で、
「また検討して改めてかけます」

なのに
「何泊ですか?」
はぁ?あまりのことに唖然としてさきほどからのセリフを繰り返す。
なのになのに

「何名様ですか?」
「パンフレットお送りしましょうか?」などなど(もう覚えてない)押し売り状態。

その都度「結構です」とか「またかけます」言うてんのにうざい!しつこい!めちゃしつこい!電話切らせろ!

しまいに住所まできいてくるんで、「いいです」と同時にブチっと電話を切った。電話はブチっと切ったがこっちはブチブチっと切れまくった。

今まで生きてきて、旅館ホテルだけでなくレストランなど予約の電話をいろいろかけてきたが、こんな不快なのは生まれて初めてだ。予約時の電話応対がいいのでまたかけたくなる、と書いてるブログは複数あったが、私はもう二度とかけたくない。

まあ、良心的に解釈すれば、予約のとりづらい人気のお宿なので「今のうちにキープしといてください」なのかもしれないけど、キャンセルの可能性も高いのに予約なんて旅館側にも他の宿泊希望者にも失礼なんでそういうことなるべくしたくない。
そもそもこの宿をチョイスしたのは、ここに泊まりたいという絶対評価ではなく、長野市周辺で探した結果の相対的評価だったし…
稼働率の高さはこういう仮予約(?)効果もあるのかな。
てか、3月に電話して8月それもお盆が空いてる、て全然「1年待たないと宿泊できない」ことないやん。


とはいえ、予約の電話なんて、ごく一部の事柄に過ぎない。わたくしは日頃の行いが悪いのでたまたまハズレの担当者に当たっただけかも、と改めてこの宿についてのブログを読み返してみたが、???なのだ。
例えば、接客に関しての記述、「どの従業員も廊下で廊下ですれ違うと立ち止まり、にこやかにあいさつ」とか、従業員が部屋にむやみに入ってこない、など、件の経済週刊誌の記事にもあったが、こういうのは私が泊まったことのある他の宿泊施設でもほとんどそうだぞ。

そして、食事。
「高級料理を食べたいなら、銀座へ行くより仙仁温泉」
という見出しをつけてるブログあったが、銀座にも高級料理にも縁のないわたくしは、その写真を見てもすごさや違いがわからんかった。もしこの食事を口にする機会があったとしても、そしてそのブロガーの言うとおりであったとしても、味音痴貧乏舌なので猫に小判でしょう。だから銀座でいいです。
てか、この旅館の宿泊料金と交通費とで、東京や関西(しょっちゅう帰るし)でそれなりなもの食べれるはずだと思ってしまう。
あと、特筆されてる「信州牛の石焼きステーキ」や「あゆなどの塩焼きを笹の葉に盛り付け」は、信州牛はともかく他でもやってるよ。

お風呂や夜食の存在はさすがと思うけど、それ以外は…、というのが私の率直な感想だ。もちろん、実際に泊まったらまた印象は違うんだろうけど。


とにかく常々、自分が世間一般とずれてることは自覚してるけど、痛感させられたわー。
メディアに対して猜疑心抱いてるんでクチコミやブログのほうが参考になると思ってたけど、ここまで乖離してるとは。私ってやはり世間知らず?人それぞれ感覚や基準が違うからこそのおもしろさもあるんだけど。

ただ、ブログの場合は「○○(商品名)についての記事書いてくれる方募集」なんてのもある(もちろん報酬あり)ので、要注意ではあります。かつては私のところにもそのような募集メールが来たことあるけど、そういうこと依頼してくるような所の商品をヨイショするんはイヤなんでスルーしました。まあ、こんな限界集落みたいな過疎ブログなんかにほめてもらってもあちらにはメリットないか。
ので、これまでもこれからも利害関係抜きで率直に書きます。ただ、感覚が他人様とずれてるのでそこが問題。
今回のこの旅館について書いてる人たちはサクラとかではないと思います。きっとその素晴らしさを理解するだけの経験と読解力に欠ける私がずれてるんでしょう、ね。

で、話は雑誌の見出しに戻るけど、クチコミていうのは、本来は「withoutマス媒体」て意味ちゃうの?とすれば、何年も前とはいえオズマガジンに載ったり今回もこういう形であれ紹介されてる時点でクチコミonlyとは言えないような。
あと、楽天やじゃらんなどのサイトに登録してる宿とは違うぞ、というのかもしれないが、そういう宿はそういう宿でサイトユーザーたちのキツーイ「お客様の声」の洗礼も浴びるわけですからね。ある意味クチコミ宿以上に大変かもしれませんよ。

ちなみに、結局別のお宿を予約した。接客が悪いと某サイトに書かれてたが、電話の対応だけに関して言えば、かなり好感持てたぞ。やっぱ私変わってんのかなあ?

百貨店、商店街の取り組み①

NHK総合「生活ほっとモーニング」
3月11日放送『シリーズ①不況ニッポンを元気に」で、百貨店や商店街の取り組みについて触れていました。今回は、この放送内容について語ってみたいと思います。

☆オープニングの映像は
・横浜松坂屋閉店挨拶のVTR
・浜松

横浜松坂屋の方は、関東ではニュースなどで何度も流されたもので驚きはありませんでしたが、浜松のそれは自分にとって衝撃的でした。
県内最大級の百貨店が閉店し、5年経った今も空き店舗のまま。一昨年には大型スーパー(ヨーカ堂?)も閉店。
そしてそのあおりで、近隣の商店街はシャッター通りになってしまいました。VTRをみましたが、定休日かと見紛うほど。え?ほんとは定休日でしょ?と訊きたくなるぐらいでした。
浜松は東海道新幹線で通過する際に駅前を観察していたつもりでしたが、こんなことになっていたとは…。

で、番組の本題に戻ります。


☆帯広市「藤丸百貨店」

道東では唯一の百貨店である「藤丸百貨店」には、片道3時間かけて訪れるお客や、観光バスなどでのお買い物ツアーなど、道東各地からお客を集めています。
(ここで、「道東」といってもピンとこないアホな私は調べてみた。Wikipediaによると、網走支庁、十勝支庁、釧路支庁、根室支庁を指す。面積でいえば岐阜県×2+青森県。こんな広い地域に百貨店が1軒だけだなんて、と驚いてしまう私はやはり世間知らずなんだろうな…)

この藤丸百貨店の特徴は
「市民サポーター」
の存在です。
例えば、
・来店者に主婦たちがお茶をサービス
・客の立場で売り場をチェック
それ以外では
・接客研修
・藤丸探検隊
・シューフィッターなど、百貨店ならではのサービスを体験してもらう
・ドアガール(自動ドアではないので)
など、人を通しての取り組みが多く見られます。
藤丸百貨店は創業109年。呉服店からスタートしました。「ふるさとの歴史と重なる街のシンボル」でしたが、バブル崩壊や郊外型大型店舗などで99年以降は営業赤字、そのあおりで商店街には空き店舗が増え、近隣の大型スーパーが撤退、空き店舗のままとなっています。

この現状を見かねた市民たちが

「中心街に人が集まってほしい」
「中心街は街の顔であってほしい」

という思いから市民サポーターを結成。前記のように藤丸百貨店のサポートや、オビヒロホコテン(百貨店と商店街とで歩行者天国。演奏会などを行い、1日1万人を集めている)などを実施しています。
このサポーターには主婦だけでなく、団塊世代の男性たちも参加。時間、経験、ノウハウ、知識、それらを活かしています。

細内信孝氏(コミュニティビジネス総合研究所所長)のコメント
「百貨店は単なる店ではなく、文化発信を伴う町の顔。その核である百貨店が撤退すると、空洞化し、地域の文化の発信が消えていく。そこで市民が立ち上がった。縦割りではなく横割り」
「『まちづくりの視点』。街中に居住し、高齢者でも歩いて回遊できるコンパクトシティを目指す…」

この例では、「愛着と危機感」が人々を突き動かしたと言えます。家族の歴史、子供時代の原風景や体験、それらを百貨店を通して共有してきた人たちの思い。それに加えて、「道東唯一の百貨店を守りたい」という気持ち。
その思い入れが動機となったのですが、すでに百貨店を通した原体験を持たない人たちも増えてきているでしょうね。そういう人たちが大部分になってしまうと、もう百貨店は消えてしまうのかな、と思ってしまいました。

浦和レッズと阪神タイガース

昔、タイガースが優勝した時に投げ込まれたカーネルサンダースの人形が道頓堀で見つかったらしい。

投げ込まれた当時はまだ大阪に住んでたけど、「そういえば優勝した時そういうこともあったな」と、このニュースで思い出したぐらいなのでなんの感慨も感想もない。
それより、これってわざわざ全国ネットのニュースで時間とることかな、とは思った。

でも、今日のめざにゅーで「くいだおれ太郎とともに大阪の人気者に」みたいなことを言ってて、ああ、そういうことか、と。
阪神ファン(実はただの便乗も含まれてるはず)が馬鹿騒ぎしたことを思い出させる報道と含めて、また大阪に対するレッテル貼りの一環かな、といけずな私は勘ぐってしまうのであります。

案の定、一部のワイドショーでは「こんなこと(人形発見)で大騒ぎするのは大阪だけ」と新たな嘲笑ネタにされてたようだ。てか、騒いでんのはあんたらマスコミのほうやろ。

この件でケンタッキーの宣伝効果が27億円になるそうだが、道頓堀店は既に無く、おいしい思いをするのは東京の本部?
でも、古びたカーネルおじさん見せられてチキン買いたくはなりませんでした、私は。


さて、その翌日(翌々日かな)、12日のスポニチにこのような記事が。

「浦和 スポーツクラブ世界初!!国連と提携」

一部抜粋すると、

浦和が、国際連合(国連)本部広報局承認のNGO機関「国連の友アジア・パシフィック(AP)」と提携を結ぶことが11日、分かった。
国内をはじめ、諸外国でのサッカー普及活動が評価されたもので、スポーツクラブが「国連の友」と提携するのは世界初。浦和は今後、ピッチ上の覇権奪回とともに世界平和への貢献を目指す。

この提携話、まだまだわからないことが多いけど、一つだけ想像つくのは、これがもしJリーグのクラブではなくプロ野球球団や石川遼だったら、マスコミは5倍のボリュームで報道しただろうな、ということだ。

(ちなみに、コラボ企画第1弾として、アブダビ、アルアイン両都市での「ハートフル活動inアジア」の開催が決定している)。

しかしなんといっても、記事の後ろの方にもあるように、

「今後、国際評価に恥じない活躍が求められる。」

それに尽きますなぁ。
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