先月、東家浦太郎兄さんが亡くなり続いて、澤孝子姉さん。浦太郎兄さんの場合は闘病生活が長く女将さんから体調を聞き覚悟はしていましたが、澤孝子姉さんの場合は、足がヨロヨロしていただけで「私は、どこも悪い所がないのよ」と、元気だったのでショックで奈落の底に落ちた位、凹んで居ます。

浦太郎兄さんが、亡くなった後、二人で頑張ろうねと話したばっかりでした。

お姉さんから「もし私に何か有ったら内の子達の事、宜しく頼むわね」と、言われ

私の方が、此処数年で4回も全身麻酔で手術して居るのに、私の方が絶対に早いよと、笑いながら話したのに。


私はお姉さんの事を、本当の姉弟の様に慕って居ました。

穴の空いた心をどうやって埋めたら良いのか分からなくなり迷路に入った様になって居ます。

お弟子さん達は尚更だと思って居ます。

でも、何とかこの悲しみから乗り越えないとと思い、もがいて居ますが、中々、抜け出る事が出来ません。

抜け出るのに、どれだけ掛かるか分かりませんが、兎に角、今は浪曲の事だけ考える様に努めます。

長々と、すいませんでした。