初めてヒデ君に会ったのは富士スピードウェイだったと思う。
Zにワークスを貼りハデハデな黄色Z
雑誌の表紙にもなったZだ。
飲み会の時に話をしたら、昔、ヤンキー系の車雑誌で見た、クラウン顔のZ、バットマン仕様のZ等、その世界で有名な車の製作者だった。
おー!本物の読者モデル!?
めちゃくちゃおもろく、40を超えて尚不良!無法者!
その後九州オートポリスでも一緒に走った。
そのヒデ君が約束の日にも参加すると!
楽しみにしていたら、前日にZでオカマを掘ってしまったと。
当日はリップスポイラーを外し、歪んだボンネットをハンマーで叩いて無理矢理付けたやっつけ仕様。
話をしたら、エンジンやミッションを抜いてドンガラにして売ろうと思ってる。と。
もったいないなーとも思ったが、買う金も無いし、俺にはハコスカがあるのでその話は聞き流した。
150台以上の旧車が集まった走行会。
別名 ハコスカの甲子園 L型最速選手権
雑誌で見たこと有る車がわんさか集まった。
銀色のハコスカなんて100台くらいあって全然珍しい車に思えない。
いよいよ俺の出番。
サーキット走行にも少しは慣れてきた。
最初からみんなに離され無いように必死で走った。
ある左コーナーを抜けた所で一台の車がひっくり返っていた。
その横をかすめて抜けたところでアクセル全開!
するとリアタイヤがホイルスピンをし、タコメーターが振り切った!
おー!!!
車が横を向き滑って行く!
あー!ガードレールが近づいて来るーー!!
グワシャーーーン!!!
フロントからガードレールに突っ込んで、弾かれコースの真ん中で止まった。
赤旗中断。
みんなに頭を下げて謝った。
みんな よくある事だと笑っていた。
ハコスカはフロントマスクが30センチくらいのめり込んでショートノーズの1800みたいになっていた。
そのままヒデ君にZを譲って貰う話をつけた。




