6桁の場合、2つの候補に絞り込めたのですが、7桁の場合はどうでしょう。

 

Xの上1桁が必ず1であることは変わりません。

そして、上1桁は、{1,2,3,4,5,6}{1,2,3,4,5,7}{1,2,3,4,6,7}{1,2,3,5,6,7}{1,2,4,5,6,8}{1,2,4,5,7,8}{1,3,4,6,7,9}{1,3,4,6,8,9}のどれかのパターンで推移することになります。

 

下1桁が0だとすると、下1桁は何倍しても変わらないので、6桁で成立する値の下に0を追加した数字になります。ということで評価する必要がありません。

下1桁が1の時、X=1{2,3,4,5,6}1の形にならないとだめなのですが、上2桁が5以上でないと2Xも2が2つ必要になります。ところが6までの数字しかなく6Xが作れないので、不適となります。

下1桁が2,4,6,8の時{0,2,4,6,8}を含まないといけないので、8パターンの中でもう一つ数字を加えても成立するパターンがありません

下1桁が3の時、{3,6,9,2,5,8}を含む必要があり、これもまた成立するパターンがありません。

下1桁が9の時、{4,5,6,7,8,9}を含む必要があり、これも成立するパターンがありません。

下1桁が5の時、{0,5}を含まないといけないのですが、5Xで上1桁は5にできないので、4Xの時5になる必要があります。

{0,1,2,3,5,6,7}{0,1,2,4,5,6,8}{0,1,2,4,5,7,8}の組み合わせなのですが、{0,1,2,4,5,6,8}は3の倍数にならないので除外します。

下1桁が7の時{1,2,4,5,7,8}を含まないといけないので、

{1,2,3,4,5,7,8}{0,1,2,4,5,7,8}{1,2,4,5,6,7,8}{1,2,4,5,7,8,9}です。

 

X6の時に繰り上がりが起きないという条件でXの上限が制限されましたが、同様に2X,3X,4X,5X,6Xの上1桁が決まると、Xの範囲が制限されることになります。

 

2Xの上1桁が2:Xの上3桁は~149

2Xの上1桁が3:Xの上3桁は150~166

3Xの上1桁が3:Xの上3桁は~133

3Xの上1桁が4:Xの上3桁は134~166

4Xの上1桁が4:Xの上3桁は~124

4Xの上1桁が5:Xの上3桁は125~149

4Xの上1桁が6:Xの上3桁は150~166

5Xの上1桁が5:Xの上3桁は~119

5Xの上1桁が6:Xの上3桁は120~139

5Xの上1桁が7:Xの上3桁は140~159

5Xの上1桁が8:Xの上3桁は160~166

6Xの上1桁が6:Xの上3桁は~116

6Xの上1桁が7:Xの上3桁は117~133

6Xの上1桁が8:Xの上3桁は134~149

6Xの上1桁が9:Xの上3桁は150~166

です。

 

{0,1,2,3,5,6,7}は、上3桁が126,127,130,132に限定されますが、3Xが378、381、390、396となり、3桁目の繰り上がりを考慮してもこの7つの数字で構成できません。

{0,1,2,4,5,7,8}は、上3桁が140,142,147,148に限定されますが、2Xが294,296になり、同様に作れません。

{1,2,3,4,5,7,8}は、上1が1,2,4,5,7,8で推移するため範囲外になります。

{0,1,2,4,5,7,8}は140、142,145,148に限定されますが、145の3Xが435、148の2Xが296で作れません

{1,2,4,5,6,7,8}は142,145,146,148に限定されますが、145の3Xが435、146の3Xが438、148の2Xが296で作れません

{1,2,4,5,7,8,9}は142,145,146,148に限定されますが、145の3Xが435となり作れません。148、149の3Xが444,447となり、4が2つ必要になるので、不適となります。

 

結局、

140{2,7,8}5、142{0,7,8}5

140{2,5,8}7、142{0,5,8}7

142{5,6,8}7

142{5,8,9}7

の36通りに限定できました。