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Georgeのゆーとぴあ1

連載淫猥小説『朝焼けのGeorge』は不定期更新です。
厳しいご意見、出演希望、画像提供を随時受け付けております。
妄想の世界をたっぷりご堪能ください。
姉妹ストーリー『Members of Site』ほかは http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/ です。

「面白そうじゃない。ぜひ付き合わせてね」
朋子は囮捜査の覗き見を快諾した。
「じゃあ、早くその女と専務さんのデートの設定をしなさいよ。ぐずぐずしてたら逃げられちゃうわよ」
朋子に急かされ、「ついでに桃色の気分に浸ろう」という目算は外れ、丈二は自宅に帰った。
すでに、会う気にさせているので、ここからは楽勝だと踏んでいた。
日程をメールで調整しているうち、孝枝は勤務のある平日を指定してきた。
日曜に、と思っていた丈二は慌てた。
「平日の方が人目が少ないし、専務さんも仕事中に抜ければ問題ないでしょ?」
孝枝の提案に乗るしかなさそうだ。
「せめて一条の都合のつきやすい火曜に」
丈二は2週間先の火曜を指定してみた。
「月末だけど、それだけ先なら休めそうです」と孝枝。
ここまでのサイト内メールのやりとりは一条にも教えてある。
メールの文面をプリントアウトして渡してあるので、あたかも自分がやりとりしたように演技できるだろう。
パソコンに向かいながら携帯を取り出した丈二は、一条に電話して、日程を知らせた。
その上で、孝枝には携帯のメアド交換を提案し、一条のアドレスを送った。
「あとは圭一郎くん、うまくやってくれよ」
送信をクリック。
自分の仕事を終え、ちょっとした達成感を味わった。
「出会いより楽しかったような気がするな」
2週間が待ち遠しい。
孝枝の同僚の舞と尾行を共にする朋子にも連絡を入れたが、
2人とも示し合わせたように「そんな先なの?」と丈二を責めるような言い草だった。
時刻は午後10時。
明日はゆっくり出社しても仕事は充分にこなせそうな予定だった。
「よし、朋子は何してるんだろう」
朋子に会いに行くことにし、電話を入れる。
10回コールしても出ない。
「デート中か?」
「何してるの?デート中?」とメールしてみた。
数分後、「そうよ、例の単身赴任おやじ。こないだのホテル。また覗いてみる?」
内心、げっそりしたが、行ってみることにした。
覗き見よりも、相手の英島という男に興味を引かれた。
「終わったあとのあの男をつけてみよう」
明日は金曜。週末近くでもあり、英島という男は今夜、自宅に帰るのではないか、と考えた。
丈二の予想は当たっていた。
英島は駅前で朋子のフィットから降りると、バス停でバスを待っていた。
営業車で待機していた丈二は、英島の乗り込んだバスをぴったり背走した。
5つ目のバス停、新興団地近くで降りた英島は自宅に向かって歩いている。
丈二は英島を追い越し、家に灯りのついていない家の前に路上駐車。英島をやりすごした。
車を降りて徒歩で尾行。
やがて門柱の御影石に「EIJIMA」と掘られた家に入っていく英島。
道路に面したダイニングに灯りが灯り、妻と思われる女の姿が見えた。
「あ、泉美さん」
出会い系サイトで知り合い、一度だけ夕食を共にした泉美がそこにいた。
驚きながらも、頬に笑みが浮かべる丈二。
「面白いことになってきた。早く泉美と関係を持ってみたくなった」
囮捜査のことも忘れ、次の作戦を練るべく、ハンドルを握る。
急ぎ自宅に帰った丈二は、再びサイトにアクセスした。