随分とご無沙汰しているこのブログもUNDERLANDのメンバーとしては最後の投稿になります。
今回、UNDERLANDを辞めるに当たってtwitterやメールやSNSを含む色んな方々からお声を頂き、色々と疑問に思われる事が多かったようで、ここはしっかりお知らせしなくてはな、と思い記事を書こうと思いました。
初めは単純に思いだけを伝えようと思っていましたが、ちょっとそれではメンバーにも申し訳ないと思ったので。
自身で19の頃から福島県いわき市という片田舎から東京に状況してきて9年間。
その中を通して今回僕自身で思ったが、「大切な人との約束を守る」です。
当たり前の様でできていない事って多くあります。
後々できる事だってあります。
でも僕自身でずっとできなかった事は「親との約束」でした。
19の頃、上京に勿論反対の両親をどう説得して上京できるか。
僕の場合は"誰かに迷惑をかけない為に自分で生活がやっていけるのか"という部分の証明をする為にレポートを提出しろと親父に言われて、躍起になって作った覚えはあります。
それを提出後にガンと親が曲げなかったのが「25才までには結論を出す=音楽をやめる」という事。
約束をして引っ越してきました。
その当時はここまでやるとは思っていなかったんでしょうが、結果的な話をすると曖昧にはなっていましたが(親の側からすると)音楽を続けていく、という結論を出したのかと思ったのでしょうが、僕自身はずっと抱えながら丁度25歳の頃から色々と考えていました。
両親の体が弱くなってきたと感じる事、3.11の影響。
そういった周りの変化に対して自分の中の比重が自分一人目指すものではなく、「もう自分一人だけの人生じゃないんだな」というのを一つずつ消化していって、今回の決断となりました。
色んな想いや頼れるメンバーも、今ではレーベル、レーベルメイトもいるのでとても頼りにしていたのもあって、自分自身でも曖昧になっている事を紐とくのは随分と時間がかかりましたが、その時間があってこの結論がだせるようになりました。ホントありがとうございます。
今自分で今後決まっている事は、具体的にはまだありませんが、まずは色々と自分の今まで疎かになっていたものや興味があるものを整理してから新しく出発するつもりです。
その中で、自分の周りの大切にしている人達と共に喜んで貰える努力をしながら、僕は前に進んでいこうと思います。
色んな人達を関われて仲良くなって、LIVEで笑ったり暴れたりはしゃいだり泣いたりしてくれる人達をステージ上から見て、しっかり自分がやっている音楽が、その人の一部になったんだなぁと思うとしっかり自分のいままでやってきた事の証明にもなり本当にやってて良かったなと思えました。
これからのUNDERLANDを僕自身も、デザイン・DTP・Web含む後方支援をしながら支えていきます。
なので本気でやる音楽は今日で終わりとなりますが、UNDERLANDとしてはこれからも付き合っていくつもりです。
UNDERLANDで共にいた5年間。
メンバー、スタッフやレーベル、バンド仲間、各ライブハウスの仲間、遊びにきてUNDERLANDを見て楽しんでくれている皆。
本当に一緒に居てくれてありがとうございました。
これからもUNDERLANDをよろしくお願いします。
さ、今日のLIVEが楽しみだ。
小野 広太郎