Kがよく、笑われてきたやつじゃなきゃ分かんない事があるって言ってた
痛いほど分かる気がする
今も昔も、ずっと笑われて来た
指差されてきた
悔しい思いなら死ぬほどして来た
悔し涙なんか吐くほど流した
出る杭は打たれる
俺を良いと思う人間が増えれば
その逆も増える
まぁこれは必然だね
誰かの勝手で無責任なウワサバナシは垂れ流しで
俺じゃない俺像はいつだって一人歩き
その誰かの勝手や無責任の責任を俺が背負う
行けない場所は増える
離れる人は増える
知り合いや友人
時に恋人さえもそうやって失ってく
表面的には出来た良い人で
したわれてて
でも
内面は汚くて醜くて、ずる賢い人間
めちゃくちゃ見て来たよ
そいつらに笑われて踏み付けられてしいたげられて
奪われて来た
散々、奪われて来た
そいつの本性を知ってると
本当に悔しくて堪らなくなるよ
俺がなにしたってんだよ?
っていつも思うけど
歯食いしばって、ぐっとこぶし握って
堪える事しか出来ない
それこそ、歯が欠けるほど
ツメが肉に食い込むほど
そうやって離れた人間はもう戻って来ない
真実を伝えようとすればするほど、
陰でまた笑われてネタにされて
惨めになるだけだから
ただ、ひたすら堪えるしかない
その方が傷つく人間も増えないしね
”そういう人だったんだ、最低だね”
お前が見た俺は一体誰なんだよ
お前が信じた俺は一体どこなんだよ
おれの言葉、おれの目、おれの熱量
お前が見た俺は
その程度だったかよ
言ったってもう伝わんない
入ってかない
響かない
全く身に覚えのない話もあったし
事実なんだけど、物凄く湾曲されて真実だとかはそこに何ひとつない話になってたり
仲間にやっぱり俺の話を耳にはさんだってやつがいたけど
『ああ聞いたよー、馬鹿げてるね。なんであんなんに引っかかんの?あいつ◯◯じゃん』
最高かよ
俺がほんとにそうゆう奴かなんて
目見たらわかるよって言ってくれたやつもいた
ヘラヘラしてても本当に馬鹿な人じゃないってのは分かる人には分かるよって言ってくれるやつもいた
俺がマジで潰れてぶっ壊れた時
ああもうダメだって思った瞬間、ほんとその瞬間におかんは電話をかけて来た
しかも、
あんたどうしたんかね?
っていきなり
すげーよなおかん
そん時に俺も最初はなんでもねーよとかつってたんだけど、やはりおかんは誤魔化せず
結局吐き出しちゃって
そしたら
泣きながら
『あんたが◯◯で◯◯な人間だって事は伝わる人には伝わってる。必ずそういう姿を見てる人はいる。現にあんたの周りにはあんたを慕ってる人がいるじゃない。だからそんなクソみたいな奴らに負けたらいけんよ』
って言われて
俺も限界だったから泣いてしまって
それに、おかんの口からクソとか奴等なんて言葉が出るなんて
おかんも相当悔しかったんだろうなって思いが伝わってきて
◯◯の部分は自分で言うには気がひけるから伏せる
アホほど迷惑かけて、
アホほど泣かして、
アホほど裏切ってきて、
それでも諦めずに見守ってくれて、見放さんでくれた存在に本当に心から感謝と感服したし
これ以上心配だのはかけれんなって思った
やられっぱなし
慣れてたけど
これでいんだって思ってたけど
でもね
ある時
これでいいわけないだろって
思ったんだよね
正直者が馬鹿を見るなんて、
それがこの世の理でも
おれは認めない
こういう思いをしてきた俺が、
認めたら絶対ダメだ
同じ思いをしてる奴の為
信じてる仲間の為
そして俺自身の為
”証明してやる”
って思ったんだわ
それが
バンドをもう一度やろうと決めた理由
あれ
話さないって言ってた気がするけど
まいっか
笑われ者代表の俺が、それでも奮い立って前線に立つ事で
しいたげられてる奴らが少しでも楽になりゃいい
スカッとしてくれたり
こんな俺でも、やってんぞってさ
生きてんぞって姿見てなんか気が楽になってくれたり
だから
笑ってきた奴らに
裏切ってきた奴らに
俺は俺のやり方でやる
お前はフェイクだって言った奴がいたな
どの口が言う
誰がフェイク?
そんな下らないもんこっちゃもう興味ないよ
それでもジャッジするなら
誰がフェイクだ馬鹿野郎
って思っくそ吠えてやるよ、ステージで
人気になるとかじゃない
客が一人でも百人でも関係ない
奴等がその場にいようがいまいが関係ない
てかバンドシーン無関係な連中ばっかだから居ないと思うけどそれでも関係ない
ただただ、俺が俺自身が作ったものの上で輝く事が、楽しんで生きることが
俺にとっての何よりもの復讐だ、って
アンダーグラウンドなやり方で復讐かますなんて簡単だけど、ダサいから
何よりそれしちゃったら
今の俺を信じてくれてるやつらを裏切る事になっちゃうから
とは言え今の状態に至るまでに危うい時もあったよ
アンダーグラウンドな方に傾いちゃった時
昔のスイッチ半分以上入っちゃって
パーカーにぶっかぶかのパンツ
バンダナで顔覆って
あれやこれやアレヤコレヤ
これ以上はかかないほうがいいね
まぁとにかく
ぶっ◯してやる
って
もちろん仲間は止めたし
さとしてくれた
それでもね、
”それでもお前がやるって言うなら、やるよ”
って言ってくれたんだよね
お前が背負うなら俺たちも一緒に背負う
って事だと思う
そういう存在がいたから、
俺は俺でいられたし
いられる
あんたがたが笑った人間はこんなにも楽しんで人生生きたんぞってさ
それでいんだ
とは言え肝心なバンドはここにきて座礁ぎみ
笑
今年中にはライブガンガンって思ってたけど厳しそう
まー焦らずに、着実に