Afternoon ☆ Tea

Afternoon ☆ Tea

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
「ん?何や、ここ!?」


四方八方見渡す限り俺の目に
映るのは向日葵畑。

キラキラとした眩しい太陽に
照らされて、なんとも
綺麗である。

けれどこんな場所は、
見た事などない。


「俺の所にもこんな場所あればええんやけろなぁ…。って、そんな場合とちゃう!」


自分で自分にツッコんでも
誰からも笑われないし、
ましてや周りに誰も居ないので
心細くなってくるのだ。

そんな事を思っていると、
向日葵の何本かが
カサカサと揺れた。

生き物でもいるのだろうか?

1人じゃないだけましだ。


「なっ、何かこっちに向かって来てるんとちゃう…」


冷や汗が首を伝っていくのが
分かった。


-ゴソッ-


黒い影が飛び掛かってきた。


「捜したんだぞ、コノヤロー!」
「うわあぁぁぁぁ!俺、食っても美味しくないで!…って、ん?……へ?」
「叫ぶんじゃねー!」
「ロヴィーノ?」


飛び掛かって来たのは、
ちびロヴィーノであった。

けど今のアイツは、もう大人だ。
でも目の前に居るのは、ちびロヴィーノ。


「おい!居たぞ!早くこっちにきやがれ!」


ちびロヴィーノのは、
後ろを向いて声をあげた。

誰かを呼んでいるみたいだ。

が、今度は大きな影が
カサカサと音を立てて
やってきた。


「しっ、心配かけんじゃねーよ」
「ろっ、ロヴィーノ?」


今度の大きな影は、何時も
見ているロヴィーノだ。

2人ロヴィーノがいる。


「なっ、何やこれ。ホンマに何なん」
「フェリシアーノ、アントーニョの奴見つかったんだぞ、コノヤロー」


何々?

フェリちゃんも居るの?

もしかしてフェリちゃんも
2人とかいるんちゃう?


「兄ちゃあぁぁぁぁん!」
「トーニョ兄ちゃん心配したよ!」


泣きそうになっている
フェリシアーノが
飛び付いてきた。

只今、俺の体には
ロヴィーノ以外の3人が
くっついている。


「兄ちゃん!兄ちゃん!あっちに綺麗な湖あったんだよ!」
「トーニョ兄ちゃん、お歌を唄おうよ」
「昼寝するんだぞ!」
「パスタの材料探せよ!」


そしてそれぞれ俺を誘っている。
まさに…


「らっ、楽園やんなぁ//」


そうしてそれぞれの話を
もっとちゃんと聞こうとした
瞬間鋭い痛みがはしった。








*****





「ニヤニヤすんな!起きろよ」
「うぐぅ!?」


目を開くと腹を殴ってくる
ロヴィーノの姿。


「何や…夢やったんか…」
「うるせぇ。朝だよ。つか体動いててマジでキモかったぞ」


そう言って殴ってくる。

ああ、こんなことなら夢の中に
ずっと居たかったわぁ…