塩の街 (角川文庫)/有川 浩

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【story】

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが―「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作にして、有川浩のデビュー作!番外編も完全収録。



塩が世界を埋め尽くす・・・??
と思って読み始めましたが、早速ショッキングな描写が待ち受けていました。


空から落ちてきた謎の物体(隕石?)の影響で、
人間が徐々に「塩」化していき、最後は完全にただの塩になり崩れ落ちてしまう・・・



隕石というと、落ちてきた影響で津波や爆発が起こって街がパニック!!
・・・というイメージでしたが、こんなに静かに街を崩壊させていくなんで、思いもよりませんでした。


前半部分で塩害については解決し、
後半部分ではその後のお話が描かれています。


塩になって死んでしまうなんてカナリ怖い状況ですが、
基本的には主人公の秋葉と真奈のベタベタな甘~いラブストーリーがメインに進んで行きますLOVE



有川浩さんのデビュー作とのことですが、
「阪急電車」「くじらの彼」「レインツリーの国」を先に読んでいたからか、
ちょっとイメージが違いすぎて最初はびっくりしてしまいました汗


読んでくうちに、じわじわと面白くなってくる感じですおんぷ