Untethered Angelを和訳してみます | はくねつでんきゅう

Untethered Angelを和訳してみます

Untethered Angel

 

You built this world around you, your universe

お前が作り上げたこの世界、お前の宇宙

In spite of best intentions, things could not be worse

強き志むなしく、事態は最悪

Chaos and fear left you hangin' by a thread

混沌と恐怖にまみれた日々

As you argue with the voice inside your head

頭の中の争いのとおりだろ

 

Untethered angel

引き裂かれた天使

Falling into darkness

闇に墜ちてゆく

Don't be afraid of letting go

このまま落ちていこう

Givin' up yourself won't set you free

諦めても自由にはなれない

 

Mistreatment and dismay, nightmares of wasted days

暴力に怯えただ過ぎ去る悪夢

Can't live your life this way, something needs to change

こんな日々、何か変えなくては

Healthy, accepting thoughts, intent on driving us

清純な思考、お前を駆り立てるもの

Avoidance at all costs, a painful thing to watch

犠牲はいらない、苦痛を捨て去れ

 

Fear can't live inside you

恐れはお前の中にない

Push you to the edge

生の淵を走れ

Face the fear within you

内なる恐怖に立ち向かえ

Wake up from the dead

死より目覚めよ

 

Untethered angel

引き裂かれた天使

Falling into darkness

闇に墜ちてゆく

Don't be afraid of letting go

恐れるな

Givin' up yourself won't set you free

諦めても自由にはなれない

Set you free

自由になれ

Untethered angel

引き裂かれた天使

Falling into darkness

闇に墜ちてゆく

Don't be afraid of letting go

このまま落ちていこう

Open your heart, be set free

心を解き放て

 

 

はい、お久しぶりです。Dream Theater歌詞の飛訳コーナーでございます。

先日公開されたこちら「Untethered Angel」は、来年2月22日にリリース予定の14枚目のアルバム『Distance Over Time』に収録される1曲目をシングルカットしたものです。

前作『The Astonishing』は、壮大なファンタジーストーリーを展開した意欲的な作品だったんですが、今作は所属レコード会社が変わったこともありまさに心機一転、彼らのルーツに立ち返る作品に仕上げたと、ペト様が鼻息荒く語っておられました。

 

しかも今回は異例の、アルバム制作時にメンバー全員がニューヨーク郊外のロッジ式スタジオを貸し切り、住み込みでセッションを繰り返しながら作曲!(ラブたんはお家帰らなくて大丈夫だったのでしょうか…?)したというのだから、その気合いたるや…

 

や、待って、何それめっちゃ楽しそうじゃん

 

いーなー、音楽のことだけ考えてメンバーと寝食共にして、バーベキューやって肉食ってビール飲んで、、、肉焼いて、ビール飲んで、、、

プログレ界の生ける神たちだからこそ許される所業。。うらやましいっす。

 

だって、こう来て…

こうだもの。

(↑手前に映ってるの女性かと思ったけど、マンジーニだよね?)

 

最近ますます髭が仙人みたいになって、上半身の肉体もバッキバキ(むっちむち?)なのに、率先して料理に参加するペト様…どこまで可愛いんだあなたは…。

 

さて、そろそろ曲の内容にも触れましょうか。

この曲はジョン・ペトルーシが作詞を担当しておりまして、相変わらずのクッサイかっこいい詞に仕上がっていますね。

 

曲の構成としてはアルバムの1曲目ということもあって、前作「The Astonishing」からのつながりを感じさせるイントロで始まり、曲の本編ではダークでロックなテイスト。彼らが原点に立ち返ったというだけあって、音から緊張感が伝わってきました。

ドラムがマンジーニさんに変わってるので、完全な原点というわけではなく、そのあたりは彼ら自身も化学反応を楽しんでいるように思えますね。というか、原点といっても初期のころの曲調に戻ったというわけではないんですよね。改めて『When Dream And Day Unite』聴き返してみても、あのなんともいえない爆発力はもう近年の作品では出せていないですよね。。バンドの初期衝動ってやつは、再現不可能ってことでしょう。でも今回の曲も耳にスッと入って好感持てました。

あと個人的には、2番のAメロ・Bメロの外したリズムが好きです。

 

洋楽の歌詞の和訳ってほんとに難しいんですけど、(むしろネイティブの人たちも内容わかって聞いてんのか?と問いたくなるくらい)、本楽曲は要約すると『暴力や強い力におびえる日々を送る人に向けたダークなメッセージ』といったところです。

”Falling into darkness”とか言っときながら、”Don't be afraid”と前向きな方向に持っていこうとするあたりが、Dream Theaterらしい応援ソング、と解釈しました。

もしかしたら、これがアルバムの1曲目なわけなので、2曲目以降さらにディープでカオスな音楽が待っていて、「大丈夫、一緒に深みに落ちていこうぜ」的な含みも持たせているのかも…。

 

というわけで、来年発売のニューアルバムが楽しみになる良い曲だと思います!

また日本にもお越しいただきたいものです。。

そして初めてご覧になった方、シアターの歌詞はほかにも訳(飛訳)してますので良かったら暇つぶしにご覧くださいまし。

https://ameblo.jp/under-lamp/theme-10085653712.html