時が問いを生む


時が爪痕を残す


仕いに違ありし


その壁に数多の痕


焔よ油に炊きつけられる事なく


焔を油に消え行く


強き油ゆえに


粘りにて焔を消し去る


焔へ違ありし


されど爪痕深く抉りゆく


社に会うざれに


会いし社に仕うもの


新たな火種に油仕込む


故に粘り故に


時の爪痕に削られゆく


支点に削り深く爪痕


油に不等要らず


油に生様よ焔へ火種へ


時の流れに染入れし


結びゆくものに果て在り


火種よ焔にならず


焔よ火種になりし


油に言度在らず限度在らず


新しき火に消え行く定め


弱き火は消え行く


強き焔よ燃え往く


一度安定より不選びし時


崩しが刻み産声を壁へ


時を欠け壁よ油に喰われゆく


油に不


油に負


油に言


焔に水


火に水


種に壊


選びし言の葉に


新しき種よ生みだし


新しき種よ壊しゆく


言の葉を鋭き爪へ


言度違えれば種へ崩壊よりに使者


使者により啼く哭く慟哭


安定なぞ要らず


不安定へ沈みゆく


静観に深き昏き暗き狭間を闇に堕ちゆく


描き映ることなく壊れゆく