たまには、
ここでも真面目な自分を出してみましょう
自分は原発の安全神話にも、危険神話にも組しません
原発は絶対安全とも、絶対危険とも言えず、
その中間にあります
リスクは存在しますが、それは人間がコントロール可能なものです
その点についてお話ししてみます
【事故について】
原発事故について、
僕は自動車事故に例えて話しています
歩道の小学生の列に車が突っ込んだら、
危険な自動車を作ったメーカーを訴えますか?
それとも運転を誤った運転者を訴えますか?
応えは自明でしょう
運転者に第一の責任があります
ところが、原発の危険神話を信じる人は、
この例えで言う「自動車が危険だからメーカーを訴える」
という判断をしているのです
そもそも「原発は危険」というように
「原発」を主語にすること自体がアバウト過ぎます
あの事故では、原発という入れ物が勝手に壊れた訳ではありません
地震の揺れが原子炉を壊した訳でもありません
原発というシステムの中の、電源という部品が事故を起こす既知の危険性を
放置していたというのが問題の焦点なのです
【何が事故の原因か?】
これまで国会、政府、民間、東電の4つの事故報告書が出ています
それを少しだけ覗いてみましょう
■国会事故調
今回の事故は「自然災害」ではなくあきらかに「人災」である」
■政府事故調
事前の事故防止策・防災対策、事故発生後の発電所における現場対処、発電所外における被害拡大防止策について様々な問題点が複合的に存在した
■民間事故調では
その「人災」は、東京電力が全電源喪失過酷事故に対して備えを組織的に怠ってきたことの結果
■東電事故調
津波に対抗する備えが不十分であったことが今回の事故の根本的な原因
どうですか?「原発が危険」という答えはどこも出していないことがわかります
【必要なリスク対策】
原子炉が事故を起こす要因として知られているのが電源喪失の問題です
リスク対策は以下の通りです
①原子炉は常に冷やしておかなくてはならない
②そのために電源を二重化、三重化しなくてはならない
③それでも電源を失った場合に備えてバッテリーを用意しなければならない
日本では、①と②は実施されていました
でも、③が欠けていた
米国ではスリーマイル島事故の教訓から、
③までを政策とし、実施していました
ここがポイントです
米国に学ぶ機会はいくらでもあったはずですから
【想定できなかったから?】
東電は津波が「想定できなかった」と言っていますが、
大きな津波が沿岸を襲った先例はあります
細かくは書きませんが「チリ地震」で検索してみてください
この先例に注目すれば、国内にも津波の痕跡があることがすぐにわかったはずです
即ち、津波は想定すべき事態でした
ここがもう一つのポイントでしょう
【対策】
今すぐ原発を無くすと、原油の輸入増加など、経済へのマイナスが大きすぎます
「金よりも命」と主張する人もいますが、人の命を支えるのは金なのです
決して軽く見て良いものではありません
原発が止まっている間の燃料輸入額の増加は、
年間で3兆円~4兆円に上るという予想が立っています
この損害をできるだけ減らすため、
原子力規制委員会は稼働すべき原発を真っ先に選び出し、
再稼働させるべきです
電力会社に対しては上記の再発防止策の徹底を指示し、
その観点で定期的な監査を実施します
その上で、活断層などの懸念のある原発について時間をかけて調べれば良いのです
今の委員会は、作業の順番が出鱈目なのです
意見が異なる人もたくさんいると思います
でも、上記が、これまでTwitterなどのメディアでの意見交換で
冷静な議論をしてきた上で自分が出した結論です
話を短くするために、考えの一部は端折っています
ご意見、ご質問があれば承ります
ここでも真面目な自分を出してみましょう
自分は原発の安全神話にも、危険神話にも組しません
原発は絶対安全とも、絶対危険とも言えず、
その中間にあります
リスクは存在しますが、それは人間がコントロール可能なものです
その点についてお話ししてみます
【事故について】
原発事故について、
僕は自動車事故に例えて話しています
歩道の小学生の列に車が突っ込んだら、
危険な自動車を作ったメーカーを訴えますか?
それとも運転を誤った運転者を訴えますか?
応えは自明でしょう
運転者に第一の責任があります
ところが、原発の危険神話を信じる人は、
この例えで言う「自動車が危険だからメーカーを訴える」
という判断をしているのです
そもそも「原発は危険」というように
「原発」を主語にすること自体がアバウト過ぎます
あの事故では、原発という入れ物が勝手に壊れた訳ではありません
地震の揺れが原子炉を壊した訳でもありません
原発というシステムの中の、電源という部品が事故を起こす既知の危険性を
放置していたというのが問題の焦点なのです
【何が事故の原因か?】
これまで国会、政府、民間、東電の4つの事故報告書が出ています
それを少しだけ覗いてみましょう
■国会事故調
今回の事故は「自然災害」ではなくあきらかに「人災」である」
■政府事故調
事前の事故防止策・防災対策、事故発生後の発電所における現場対処、発電所外における被害拡大防止策について様々な問題点が複合的に存在した
■民間事故調では
その「人災」は、東京電力が全電源喪失過酷事故に対して備えを組織的に怠ってきたことの結果
■東電事故調
津波に対抗する備えが不十分であったことが今回の事故の根本的な原因
どうですか?「原発が危険」という答えはどこも出していないことがわかります
【必要なリスク対策】
原子炉が事故を起こす要因として知られているのが電源喪失の問題です
リスク対策は以下の通りです
①原子炉は常に冷やしておかなくてはならない
②そのために電源を二重化、三重化しなくてはならない
③それでも電源を失った場合に備えてバッテリーを用意しなければならない
日本では、①と②は実施されていました
でも、③が欠けていた
米国ではスリーマイル島事故の教訓から、
③までを政策とし、実施していました
ここがポイントです
米国に学ぶ機会はいくらでもあったはずですから
【想定できなかったから?】
東電は津波が「想定できなかった」と言っていますが、
大きな津波が沿岸を襲った先例はあります
細かくは書きませんが「チリ地震」で検索してみてください
この先例に注目すれば、国内にも津波の痕跡があることがすぐにわかったはずです
即ち、津波は想定すべき事態でした
ここがもう一つのポイントでしょう
【対策】
今すぐ原発を無くすと、原油の輸入増加など、経済へのマイナスが大きすぎます
「金よりも命」と主張する人もいますが、人の命を支えるのは金なのです
決して軽く見て良いものではありません
原発が止まっている間の燃料輸入額の増加は、
年間で3兆円~4兆円に上るという予想が立っています
この損害をできるだけ減らすため、
原子力規制委員会は稼働すべき原発を真っ先に選び出し、
再稼働させるべきです
電力会社に対しては上記の再発防止策の徹底を指示し、
その観点で定期的な監査を実施します
その上で、活断層などの懸念のある原発について時間をかけて調べれば良いのです
今の委員会は、作業の順番が出鱈目なのです
意見が異なる人もたくさんいると思います
でも、上記が、これまでTwitterなどのメディアでの意見交換で
冷静な議論をしてきた上で自分が出した結論です
話を短くするために、考えの一部は端折っています
ご意見、ご質問があれば承ります




