第三夫人が休みで居ない日を狙って
第四夫人に会いに行ってきた
第三夫人と第四夫人は仲良しです
楽しく過ごした終盤に言いにくそうに
伝えなきゃいけないことがあるの、と
ま、まさか俺の子を妊娠しちゃったとか?
指一本触れてはいませんが
冗談はさておき、なんと
第四夫人が近々お店を辞めるそう
えー、俺来なくなっちゃうよ
○さん(第三夫人)が居るじゃーん
といいつつも
彼女も目にたっぷりと涙を浮かべてる
だが、悲しい別れではない
ずっと念願だった仕事に就職が内定
ここはおめでとうと送り出すのが男
良かったね、おめでとう
でも今までこんなに良くして貰ったのに
良いんだよ、自分の人生の方が大事
そうだけど
二度と会えなくなる訳じゃないし
そうだよね!
ここに飲みに来れば良いじゃん
落ち着いたら遊びに来ようと思ってる
その時は呼んでね、来るからさ
うん、でも今日来てくれて良かった
何で?
じゃないと直接伝える機会がなくて
そっか、気にしてくれてありがとう
帰り際、店長と彼女が店先まで見送りに
また来るからねと言いながら立ち去ると
背後から聞こえてきた二人のやり取り
店長の言葉はよく聞こえなかったけど
伝えられた?みたいなこと言われたのかな?
伝えられたけど~って彼女の涙声
可愛いかよ
辞めても一生推せる
最終出勤日に盛大に送り出してあげよ