12週に入って、初めてつわりのためだけに病院へ。彼が午前半休をとって連れてってくれた。検診を受けている実家近くの病院にまで行く体力はなくて、近所のクリニックへ行く。
特に検査などせず、わたしの顔色が悪いのを見たらあとは問診で済ませてくれた。仕事をかなり休んでしまっていることを相談したら、「母性健康管理指導事項連絡カード」を書いてくれた。母子手帳に付いていて、拡大コピーして使える、診断書と同じようなものだ。これで、妊娠悪阻で2週間休業の指示をもらう。そして、漢方薬を処方された。つわりを軽くしてくれるらしい。漢方のイメージとは違い、わりと飲みやすい薬で助かった。
「1日中気持ちが悪い」という症状はだいぶおさまってきて、自宅でじっとしていればだいぶ平気になってきた。しかし、立って何か作業をしたり外出するとてんでダメで、すぐに具合が悪くなってしまう(次の日まで引きずったりする)。あと、どうも午後以降に調子が悪くなるようで、昼まではけっこう普通だったのに午後からだんだん下り坂になり、夜ちょうど彼が帰ってくる頃に吐くorベッドで死んでいる→いらぬ心配をかける、というあまりよろしくないリズムになった。食欲もまだ戻らないので、体重も4~5キロ減のまま。そろそろ、食べれるものを食べればいいという時期を過ぎて、栄養を考えなきゃいけないんだけどな…。
12週の終わりには妊婦健診があった。前回は婦人科での検査だったが、今回からは産科になる。さらに、前回まではプローブを膣から入れて胎児の様子を見ていたが、今回からお腹にジェルみたいなのを塗ってその上からプローブを当てて見るようになった。こういうのすると妊婦っぽい。楽だし(笑)。
そして初めて彼にも超音波を見てもらう。(そういえば、経膣プローブのときも見てもらうチャンスはあったけど、彼、いやがって見なかった。お医者さんとはいえあまりいい気持ちじゃないみたい)
赤んぼは前回の倍以上の大きさになり、心臓も元気に動いていた。背骨も確認できた。手足もしっかりしてきた。彼と二人で「お~」「すごいね~」「育ってるね~」などと言いながら眺める。わたしがつわりでへばってても、お腹の子は勝手に育つんだなあ(笑)。
抗生物質のおかげか、前回引っかかった尿検査も今回は無事にパス。でもちょっとカビが出てたらしい。抗生物質を飲むと良い菌も死んでしまうので膣炎などになりやすいと聞いた。
検診費用、高い。市から補助券をもらって、利用したけど、それでもけっこうかかった。
病院の帰りにちょっと買い物に寄った。つわりが始まってから腰ばきのスカートがはけなくなった(締め付けで気持ち悪くなるのだ)ので、ワンピースをいくらか買い足す。下着も欲しかったが、いいのがなかったのでまた通販で探すことにした。
買い物の途中でまた具合が悪くなったので車に戻って休んだ。動ける時間が短すぎる…。
次の週に入ると、少しずつ料理することができるようになった。とはいっても、途中で何度か休憩しなきゃいけなかったが。
匂いには多少敏感になっているが、匂いで気持ち悪くなるまでいくことはなくて、台所に立ってもその点での心配はない。(いや、1回だけめんつゆの匂い嗅いで吐いたな…)ただ、しばらく立っていると気分が悪くなるのだ。
でもこの週に入ってから目に見えて調子がよくなってきた。どうしても要る物があって、母に付き添ってもらって百貨店へ出かけてみたりしたが、バスに乗っても大丈夫だったし、買い物の最中にしゃがみこむこともなかった。普通に外出できたことがすごく嬉しい。
…と思うと、また吐いたり頭痛があったりで、なかなかすっきりとはいかないし。それに外出が長時間になるとやっぱり具合が悪くなってしまう。
わたしの体調に不安があるため、彼の外出も制限しがちになっているのが心苦しい。
気にしないでいってきていいよともちろんわたしは言うのだが、彼としてはまあ、気にしないわけにはいかないというところだろう(笑)。
もちろんふたり一緒に出かけられるときは出かけるが、他の友達もまじえて外で遊ぶようなのは、途中で具合が悪くなったらいやなので、まだできない。