普通人間は大人になるにつれて成長していくものだと思われる。
学校へ通い、勉強をし、就職してお金を稼ぐ。
沢山のものを得て大人になっていくものだと思われる。
でも、その過程で私は想像力を失ってしまった気がするんだ。
大人と呼ばれてる多くの人がそうなのかもしれないけど。
子供の頃、本を読むのが好きだった。
教室にある学級文庫の本は全部読んでしまっていたし、図書館にもよく通ってた。
わくわくするから、物語を読むのが大好きだった。
私は比較的想像力が豊かな子供だったと思う。
手作りするのが好きだった。図画工作の授業が大好きだった。
絵も好きだったはずなのに、何時の間にか描けなくなった。
絵心をどこかに忘れてきた。
童話作家になりたかった。
子供のころに読んだ本が面白かった。
だから童話作家になりたかった。
よくお話を考えたり書いたりしてた。
いくらでも思い浮かんだ。
文章を書くことが大好きだった。
頭の中で想像したことを形に表現することが楽しかった。
とにかく何かをつくることが私は大好きだったのに、
勉強したり友達と遊んだりしている内に出来なくなった。
ある程度現実を知ってしまったら、想像することが難しくなった。
最近、改めてそれに気付いて泣いた。
別に物書きになりたいとかアーティストになりたいとかは思わない。
仕事にして食べていくような才能も経験も私にはないってもう知ってる。
でも
大好きだったことが出来なくなってることが悲しかった。
私は昔、お姫様にもなれたし動物と話も出来たし空だって飛べた。
楽しい世界をいくらでも思い描けた。
当たり前に成長して、当たり前に大人になった私は何も出来なくなってた。
想像の世界でなら何にでもなれるし何だって出来るのは、今も変わってないはずなのに。
もう私はお姫様になれないし、動物の声は聞こえないし、空の飛び方も分からない。
大人ってもっと自由でカッコイイと思ってた。
想像力を拾いにいきたい。
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