味の終着駅 次郎長本店(三島市谷田)チャーシューワンタンメン | 気まぐれ野良の食べ歩き

味の終着駅 次郎長本店(三島市谷田)チャーシューワンタンメン

 はじめにお断りさせて頂きますが、次郎長さんのチャーシューワンタンメンは
 小田原(大西系)を意識したラーメンでは決してないと思います。しかし、そのボリュームを見ても
 どこか似てるんですよね(^^

 ここで小田原(大西)系の特徴をおさらいしましょう(笑)

 *豚ダシの香る澄んだ豚骨醤油で色が濃い(スープの味付けは各店で異なり、濁りのある店もあり)
 *表層のラードが多い。
 *店によって醤油を焦がしたような風味がある。
 *化学調味料使用は絶対条件。
 *麺は多加水の平打ちの手打ち風ピロピロ麺で、量が多い。
 *メンマはカエシと一緒に煮込むのか色が濃く、甘い味付け。
 *ワンタンメン&チャーシューメン以上を食べないと「モグリ」と言われる(器が大きくなる)
 *チャーシューをカエシで作るのでチャーシューの縁が黒く、味がよく染みている。
 *チャーシューメンのチャーシューはロースとモモ肉が入る。
 *ワンタンは餃子のように大きい(小さい店もある)等々。

 次郎長さんの「それ」は上の幾つかの条件に当てはまるので私の勝手ながら、インスパイアとして
 紹介させて頂きましょう。

 いやぁ懐かしいですね・・かって本店の他に清水町の伏見新田にも小さいながらも支店があり、某
 出版会社に勤めていた私は残業があると、こちらのお店で出前を頼んだものです(遠い目)

 現在は本店だけになってしまいましたが、押すも押されぬ人気店として、近隣はもとより県外から
 もその「噂」を聞きつけ週末は専用駐車場が満車に成るほどの繁盛店!特にネット社会になってか
 ら、広く拡散したように思います。

 「噂」とはそのボリューム!カツ丼、カツカレーなど大盛りはラーメン丼に入ってくる等、全国の
 爆盛りハンターにも人気のようです。またメニューには載っていない「裏メニュー」も多数存在し
 、通い慣れた常連さんの優越感を満足させます。
 *有名なのはチャーハン。実はメニューにありません。チャーハンの種類は多く「みそチャーハン
  」「カレーチャーハン」「しょうゆチャーハン」が存在する筈です。並でも普通のお店の倍の量
 ですから、シェアして食べると良いでしょう(もちろんお1人様ラーメンを1品、注文するのはエチ
 ケットですよ)



↓ ラーメンのメニューはこちら。さすがに私は食べたことがありませんが、ジャンボラーメンも
 人気の様子。裏面にはチャーハンにカレーやカツ丼などのご飯類が載ります。



↓ さて、お約束のチャーシューワンタンメン(¥1,150込)!

 いやぁ〜似てますね〜( ´艸`) ラーメン丼はやはりデフォのラーメン丼より一回り大きいもの。
 黒い器で分かりづらいですが、スープの色は非常に濃く澄んでおり、表層のラードも多いですね。

 トッピングはチャーシュー、ワンタン、メンマ、ワカメ。薬味にネギが乗ります。



↓ スープは鳥ガラを軸として、煮干しの旨味をプラスした、アッサリ系。もちろん化学調味料は多
  めです。かって出前の多かった同店、スープを冷やさないようにとの工夫もあったのでしょう、
  表層のラードは厚く、且つ非常に熱いので注意して下さい。よく火傷して口蓋の皮をペロンと剥
  いたものです(^^;;



↓ 麺は細麺ながら、例の平打ちのピロピロ麺!麺の量も倍とは言わないものの、同店の普通の
  ラーメンより多いようです。



↓ ワンタンはよく見る餡の小さいワンタンで、餃子ライクしていませんが、なんと11個も入ってい
  ましたΣ(゚д゚;) *途中で数えられなくなり、女将さんに尋ねました(笑)
  女将さん曰く、麺の重さと同等のワンタンが入っているとか。皮はスープをよく吸って飴色にな
  り、トゥルンという舌触りに変化します。



↓ スライサーで切ってあるチャーシューはやや薄めながら10枚!肩ロースの良い部位を使っていま
  す。寸胴の中で出汁取りされたパサパサして旨味が無くなったチャーシューとは違い、肉々しく
  ジューシーで食べ応えがあります。
  やがて、熱々のスープの中でチャーシューに含まれる脂が溶け出し、スープにさらなるコクを生
  むのは正に小田原(大西)系の「そのもの」と私には思えるのです( ´艸`)




味の終着駅 次郎長

住所:静岡県三島市谷田62−2
電話:055-973-2108
営業時間:AM11:00~PM22:00
定休日:月曜日
駐車場:あり(店頭及び少し離れた場所に第2駐車場)
ホームページ;なし
喫煙:不可