菊壱(神奈川県足柄下郡箱根町)チャーシューワンタンメン | 気まぐれ野良の食べ歩き

菊壱(神奈川県足柄下郡箱根町)チャーシューワンタンメン

 小田原(大西)系を巡る旅(笑)
 箱根の強羅に小田原(大西)系のラーメンを提供するお店があると聞いて訪ねました。
 菊壱さん
 同店はむしろ、もう1つの小田原系、小田原上大井の「四川」さんを源流とする『小田原担々麺』
 が有名なお店だそうです。

↓ パッと見るとラーメン屋さんとは思えない(失敬)シンプルな外見ですが、えんじ色の布看板
  には白抜きされた「担々麺」の文字。



↓ 土曜日は通し営業と記憶していたので、混雑を懸念し午後2時過ぎに訪問。それでもカウンター
  は埋まっており、幸いなことに店内が見渡せるテーブル席に着けました。
  カウンターの他、テーブル席、奥には小上がりもありました。意外と収容人数は多いようです。



↓ メニューはこちら。メニューの筆頭はやはりこの店の一番人気の担々麺。他にも醤油、塩、味噌
  と多種多様なニーズに応えられる内容となっています。

  夜にはメニューにない小料理も提供するのか、常連さんとおぼしきボトルキープの数も多いです
  ね。



↓ 注文は、お約束のチャーシューワンタンメン(¥1,050)
 
  トッピングは巻きチャーシューが4枚、ワンタン、メンマ、海苔。薬味に小口切りのネギが乗
  ります。



↓ 透明感のある濃い色をしたスープはまさに小田原(大西)系。早速飲んでみましょう。

  ガツンと醤油の香ばしさと塩っぱさに荒々しく襲われると思いきや、大人しい優等生型醤油ス
  ープ。ゲンコツ、鶏ガラを軸として化学の力も借りているようですが、小田原(大西)系の特徴
  、「豚ダシ」も突出しておらず、粗挽きの黒胡椒を使ったブイヨンのようで、とても飲みやすく
  万人向け。残念ながら期待したほど小田原(大西)系を感じられませんでしたが、「ラーメン」
  としては非常にまとまりのある美味しいスープに感じました。



↓ 麺は縮れのある中細の卵麺。担々麺と共通でしょう。ツルツル、シコシコしていて喉越しも良い
  麺でした。



↓ チャーシューは豚の三枚肉を使った巻きチャーシュー。トロトロとはまでは言えませんが肉々しく
  食べ応え十分。やがてカエシに漬け込んであっただろう外周を染める醤油と脂がスープに溶け出し
  、中盤から小田原(大西)系に変身!優等生が牙をむき出します(笑)



↓ ワンタンは小田原(大西)系の標準的な大きさからすると若干小さめ。それでも一般的なワン
  タンに比べれば大きいです。記憶が定かでありませんが6個入ってましたか。



↓ 餡はニンニク、生姜、ごま油がバランスよく練り込まれたもの。




菊壱

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原23-1
電話:0460-83-8600
営業時間:昼 11:00~14:00(月・水曜日)
     昼 11:00~21:00(火・木・土・日曜日)
定休日:金曜日
駐車場:あり(5台)*お店の西側に2台、50m先のセブンイレブン前の駐車場に3台
ホームページ:なし
喫煙:不可