ライルの島について
脳内には幸福感や快感にまつわるライルの島という皮質がある。
美味しいものや気持ちがいい事に反応し、さらには依存症にも絡んでくる領域だ。
これを発見してオランダの解剖学者であるヨハン・クリスチャン・ライルの名から「ライルの島」と呼ばれている。
私はこの言葉を高城剛の本で知った。
彼は、大手の企業はあの手この手を尽くして、人々のライルの島に情報や刺激を送り込み、欲望を刺激してコントロールしようとしているという。
例えば、コンビニの糖分や塩分、脂分などをたっぷり含んだスイーツやジャンクフードなど。
あるいは依存性のあるゲームやスマホなどの機器、アプリもそうだ。
企業は金塊を求めてライルの島に向かう。その島が位置するのは我々の脳内。
糖分や脂油分、あるいは依存性の刺激を介して企業は脳内の島皮質にアクセスしようとしている。
自分たちは、それをどこまで意のままにコントロールできているか知っておくべきだろう。