感無量「沈黙」遠藤周作 | SOLARIS ARCHIVE

感無量「沈黙」遠藤周作

「沈黙」遠藤周作。江戸時代初期のキリシタン弾圧の渦中に日本に飛び込んだポルトガル人の司祭の苦悩の物語。敬虔な信者であり、日本での布教活動に励んでいた彼の師が弾圧の末に転宗したという知らせを聞く。その真意を確かめに隠れキリシタンの村に潜入するが、島原の乱が収束して間もない日本でのキリシタン弾圧は凄まじいものだった。河合隼雄と遠藤周作と対談をきっかけに読み始めたのだけど、遠藤周作恐るべし。感動というものとは違う感情の渦に巻き込まれた。
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