短編「空をまつ」西加奈子(椎名林檎経由) | SOLARIS ARCHIVE

短編「空をまつ」西加奈子(椎名林檎経由)

直木賞を取った西加奈子だが、かねてから椎名林檎も絶賛していた短編「空をまつ」を収める「炎上する君」をたまたま立ち入った古本屋で発見。
紀伊国屋もジュンク堂にもなかったけど、その古本屋には西加奈子のはその本だけ有った。
少しファンタジー、ユーモア、ルーザー感が入ったオルタナティブ女子の心境がまばゆい短編集。
椎名は号泣したらしいけど僕は泣かずに感心。
町田康とか典型だが、関西文芸勢は延々と生々しい。