「太陽のせい」カミユ 異邦人 | SOLARIS ARCHIVE

「太陽のせい」カミユ 異邦人

ロランバルトが「白いエクリチュール」と評し、個人的にその存在が周囲でささやかれたカミユの「異邦人」を国道沿いの本屋で買った。冷徹で不条理な空気に包まれたこの小説、ランボーの「地獄の季節」を読んでいた時もそうだが、力強い毒薬を手にしたような不思議な万能感に包まれた。
ということで、しばらくKindleで読んでいたドストエフスキー「悪霊」は休憩する。