日本で新型コロナが騒がれ始めてから1年半が過ぎました。世界的には2019年
の12月からだったと思いますので1年8ヶ月経っています。
2020年1月の時点では確かに未知のウイルスであり、未知の感染症であったので、分からないことは当然であり、最悪の事態も想定した対応は必要だったと思います。しかし、当時を振り返ってみると、とても最悪の状態を想定した対応とは思えませんが、それに付いてはまた別の機会に書きたいと思います。
既に1年半以上経過し、世界的にもデーターは蓄積されてきているはずです。ウイルス自体は見つけられていないのは何とも言えないところですが。ある程度数字の蓄積はされているので、分析も進んでいると思われます。
その割に日本では感染経路の特定ができて居ないですし、対策がチグハグなのは不思議というか理解できないところではあります。
新型コロナ、そしてこの感染症はどれほど怖い危険なウイルスなのか?については、報道される情報が曖昧で漠然としている事が多く、曖昧で良く分かりません。
陽性者数は感染者数として報道されても、実際の感染者数は報じられないですし、発症した人たちのデータ。例えば年齢、性別、発症の程度、などなど具体的なことは分かりません。ですので、こんなときは公表されているデータを元に、その数値を見ていきたいと思います。 そして、その数字を様々なものと比較してみる。今のような「緊急時」には客観的に数値(数字)を見る事が大切だと思われます。
新型コロナの場合、これは感染症ですので、見る項目としては、
1.感染者数(現在・累計)
2.感染者率(日本の総人口あたり何人感染しているか)
3.死亡者数
4.致死率
比較するデータ(数値)としては、
11.インフルエンザ
12.日本の年間死亡者数(日割り、月割)
これらを見ていきたいと思います。
データはNHKホームページより(クルーズ船除く)8月16日現在
1.感染者数(累計) 114万7889人
(現在) 192,638人(累計ー退院数)
2.感染者率(累計・人口比)0.916%(1年8ヶ月)
(現在・人口比)0.154%
3.死亡者数(累計) 1万5411人 (1年8ヶ月)
4.死亡率(累計・感染者比)0.0134%
参考データ
日本の人口=1億2536万人(統計局ホームページより2021年7月1日現在)
※現在の感染者数はデータがないので、累計感染者数から退院した人の
差を取って推測してみました。陽性者=感染者ではなく、自宅療養
の方も多数いるので実際はもっと少ないと思われます。目安として
参考値として書いています。
11.インフルエンザ
1.感染者数 年間推定1000万から1500万人(新推計方式)
年間推定1500万から2000万人(旧推計方式)
感染者率 約12% (1500万人として)
2.死亡者 推定1万人(1年間 平均)
死亡率(感染者比) 0.067%
12.日本の年間死亡者数 1,381,093人(2019年)
※参照元
年間138万人が亡くなられるとして、コロナで死亡した人は20ヶ月で
15,411人ですから、12ヶ月だと9,247人 1万人として全死亡者数との
比率は≒0.725%
死因別に見てみると 全死亡者数との比率
循環器系の疾患 350,505人 ≒25.38%
心疾患(高血圧性を除く) 207,714人 ≒15.04%
脳血管疾患 106,552人 ≒7.72%
傷病及び死亡の外因 66,714人 ≒4.83%
老衰 121,863人 ≒8.82%
自殺 19,425人 ≒1.41%
となっていました。
Covid-19で亡くなられた方の平均寿命も調べてみましたが、データは有りません
でしたので、入手できる資料を元に推測してみました。
年齢が10歳単位で区切られているので、真ん中の数値、例えば20歳代=25歳
30歳代=35歳とし、不明は含めずに計算してみました。
結果は
男性=79.48歳
女性=84.96歳
日本人の平均寿命は
男性=81.41歳
女性=87.45歳
※人口統計資料集(2021)より2019年の数値です。
数値を見ていると感染したとしても極端に死亡率が高いようには思えません。
そして、死なない人間は居ません。また健康な人は死にません。人が亡くなる時は
原因が必要と思われます。後遺症の話も報道されていますが、こちらも年齢、性別、既往症、様態など詳細は分かりません。これを見てくださった皆様は、どの様に感じられましたか。