毎朝息子を中学校まで送るとき、車の中でラジオを聴いている。

自分一人のときはだいたいの場合好きな音楽をかけていたが、息子はなぜかラジオが好きなようで、何年か前から次第に毎日聴くようになった。

ご存じのようにラジオ局では、運転しながら流している人のために、番組の合間にちょいちょい道路情報を挟んでくれる。

そしてある朝わたしは、その道路情報にやられてしまった。

正確に言うと、道路情報を伝えてくれる、とある色っぽい声のお姉さんにやられてしまった。

道路情報を読み上げる担当者は何人かいらっしゃるようで、そのお姉さんが毎日欠かさず登場するわけではないのだが、とにかく彼女の声は色っぽい。

低くもなく高くもなく、ほんの少しだけ鼻にかかったような、艶っぽくて色に例えると少し紫がかった青のような…

言葉ではなんとも表現し難いが、つまりわたしは、ラジオから流れる名も知らないジャティックのお姉さんの声を聴くのが楽しみになってしまったのだった。

彼女が道路情報を読み始めると、どこの道路が混んでるとか工事中だとか、そんなものはもう全く頭に入ってこない。

そう。声が色っぽ過ぎて。

これまでわたしは、誰かの声を聴いて「うぉっ！！！」となったことは数えるほどの回数しかない。

例えば、意中の男性とドキドキしながら会話するときとか、意中の男性が電話口にいて、ああやばい。彼が私の耳元でささやいてる。なんて思ってうっとりしちゃうときとか、まあ要するに、そんなときとか、そんなときとかだ。

そもそも人間の声がさほど好きではないので、この人なんていい声なんだろう。と思うこと自体が滅多にない。

ましてや、女性の声に「うぉっ！！！」となるなんてことは金輪際ないだろうと思っていたくらい、女に興味がない。

なのに。

あのジャティックのお姉さんはわたしを何度「うぉっ！！！」とさせたことか。

6回目くらいでだんだん慣れてきてね。

最近は、そうでもないんだけどね。

でもやっぱり、いい声だと思う。

わたしは自分の声があまり好きではなくて、電話だと「子どもみたい。」と言われることもあるし、「声だけは優しそうだね。」（どういう意味や。）と言われることもあり、たまに録音したのを聞くと「きもっ。」となる。

ただ、そんな自分の声でも、大勢の人に受け入れられて好きになってもらわなくても、この世でたった一人、「あなたの声が好きだ。」と言ってくれる人がいれば、それで十分だと思う。

そのたった一人に愛されれば、あとはなにもいらないと思ってる。

なんかいいこと言った気がするんだが。

気のせいかな。

しかしあのジャティックのお姉さん、どんな顔なんだろう。

声から想像すると、絶世の美女なんだけど。

さて。

備忘録。

最近ランチはこのお店に行くことが多い。

お茶請けにお煎餅付けてくれるんだよね。

この日は籠膳。

てんど〜ん♡

湯呑みが七福神さん！

いつも福いっぱいくれてありがとう。

ドライブ中の喫茶店モーニング。

SideLine

ツナグ

昭和の名残り喫茶店ランチ。

アイスクリームはサービス品。

プリン注文したら、けっこうデカかった。

自家製の焼きプリンらしい。

わたしは1切れ食べて、あとは夫に押し付けた。

夫は満腹のあまり若干苦しみながら嬉しそうに完食していた。

めでたし。

それでは皆様ごきげんよう。

追伸

わたしはMになりたい。

（無理だわ。）

JARTICの人