テノールというスポーツ
東京都町田市での5大テノールコンサートが終了しました奇しくもその前日である10月12日はイタリアが生んだ20世紀を代表する大テノール、ルチアーノ・パヴァロッティの誕生日!1935年生まれなので生きていれば90歳その翌日、スポーツの日に開催された5大テノールコンサートは「テノールの高音はスポーツだ!」というキャッチコピーに違わぬ非常にエキサイティングなコンサートになりました主催者の柴田さん 堀越俊成 髙梨英次郎 とある人 小森美穂(ピアノ) 安保克典 下村将太写真はトゥース!ではなく天国のパヴァロッティを偲んでいる図テノールが5人いたのでアンコールまで合わせて20曲全てテノールの曲でした(当たり前)僕はオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の作曲者として有名なピエトロ・マスカーニの歌曲「月」(La luna)と、主催者でありテノール愛に溢れる柴田さんからのリクエストでマリオ・デル・モナコが歌唱していたことで有名な「こんなにも大きな愛」(Un amore cosi grande)、そしてフランスの作曲家ジュール・マスネのオペラ「ル・シッド」(「君主・征服者」という意味らしい)から「おお、裁きの主、父なる神よ」(Ô souverain, ô juge, ô père)の3曲をソロとして歌いました柴田さんからのリクエストである「こんなにも大きな愛」は、そもそも日本では楽譜が流通していないらしく、僕はたまたま留学中に購入したパヴァロッティの愛唱歌集(みたいな)楽譜に収録されいたので今回歌うことにしました。。。実は過去にも何度か柴田さんからリクエストされていたのですが、僕自身はこの曲を意識して聴いたことがなく「そんなに良い曲なの?ふ~ん・・・でも歌ったことないからまたの機会で」とお断りしてました笑今回もリクエストを受け、流石に何度も何度も断るのは忍びないと引き受けたのですが、、、良い曲じゃん!歌詞がまた熱いのですよ今回の会場では字幕がなかったので内容までは伝わらなかったと思いますが、次回のサロン・コンサートでは字幕付きで歌いたいと思いますそしてマスネのオペラ「ル・シッド」からの「おお、裁きの主、父なる神よ」(Ô souverain, ô juge, ô père)この曲、実はオリジナル(オペラの中で歌うバージョン)と、コンサートで取り扱う場合では後半が全然違うんですオリジナルでは1番の後に合唱とバリトンソロが加わり、神への祈りとして非常に崇高な曲想になっていきます。参考映像ソロ曲として抜き出した場合これは想像ですが、あまりにもメロディーやハーモニーが美しいので、当時のテノールたちが「コンサートでも歌いたい!一人でも歌える形に編曲して!」とマスネに頼んだのではないかと思っています。今後も歌っていきたい曲です次の町田はこちらの「オペラ紅白歌合戦」ですちなみに白組の出演者14名中テノールが12名という狂った配分なのも柴田さんのテノール愛故です