ここからが不死不運(アンデッドアンラック)


 はい!始まりました感想パート!!…え?アンデラ…終わる?そう錯覚してしまいそうな程、激アツ最終展開の今週!

 色々な場所でアンデラが終わってしまうのではないかと、皆が不安がっております。確かに、どんな物語にも始まりがあり終わりがあります。

 しかし!アンデラの終わりはここじゃない!そう信じてやまないワテクシ!

 さぁ、それでは今週の感想行ってみましょう!


ここからが不死不運

 今週の内容で超超超大事な部分!皆が連載終了してしまうと不安視するなか


「ここからが不死不運(アンデッドアンラック)」


このセリフが作中で発せられる事でどれだけ私が救われる事か!

 そもそもアンデラって昔から


「え?アンデラ終わる?…それとも終わりが近い?」

「今週の見開き…『先生の次回作にご期待ください』を思わず探してしまった」


など、読者が何度も作品の終わりを意識する様な展開や見開きが描かれてきました。

 『全編クライマックス!!』と言われるほど盛り上がりが多く、締めの見開きで【完】が付きそうな回が何度も描かれているのです。

 私的にはこのクライマックス多発演出について思う事がありまして、作品を定期的に盛り上げる為、そして、作品に設けられた『ルール』に基づいて描かれているのではないか?と推測しています。 

 なので、一見すると終わりを感じる描写であっても、それは意図的に描かれている可能性が高いので、皆さんも不安視する必要はないと思います。もちろん皆さんもアンケートで票をじゃんじゃんいれてくださいね


言葉遊び設定

 私もそうですし、他の読者の方々もそうなのではないかな?と思うのですが、アンデラを読んでいる時に「あれ?このシーンなんか見たことあるような…」という不思議な感覚を感じるタイミングがけっこうあると思います。

 受け取り手によって、それを既視感・デジャヴと呼び、アンデラにおいては作者が意図的にセルフオマージュを取り入れて描いていると皆さん思っていると思います。もちろん私もそうです。

 アンデラは『言葉遊び』を作中でよくする作品であり、既視感とクライマックス多発演出はその内の1つなのだと考えられます


既視感(きしかん)

疑似完(ぎじかん)


 という『言葉遊び設定』を利用したものであると思われ、"既視感が多い"と"疑似完が多い"を掛けている…そういう描写なのだと思われます。


 余談ですが、既視感の話で1つ例をあげるとするなら…219話で描かれた風子とアンディの再会の見開きについて…。

 これはどう見ても1話で描かれた風子とアンディの出合いのセルフオマージュになります。

 そして私には今後の展開で同じ様な場面が描かれ、その描写を見た時に「あ!あの描写に似てる!」となる未来が不思議と浮かんでくるのです。

 その時の展開が2つ…


・倒れるトップと、呆然と見上げる一心(春歌)。そして二人の前に立つファン=クーロンの場面

 ※ファン=クーロンがシールに向かった理由は、二人を助けるためではなく、彼らを殺し死亡遊戯で使役するつもりだったから


・倒れるゾンビ(スポイルのジュニア)と、見上げるヒマワリ保育園の先生。そして彼女の眼の前に立つカッコイイ旦那さんの場面

 ※そもそもロンギングにて登場した保育園の先生は、独身というわけではなく、結婚しているけど結婚式をあげていないだけの既婚者で、はぐれた旦那を探しているだけ。風子のジーパンは保育園の先生を示唆している可能性がある


 私の脳裏に浮かぶこの2つの光景は、ずっと私が唱えている【現在の世界は九能明が創った、風子の為の『君に伝われ改』の中の世界説】が当たった場合に現実味を帯びてくるわけでして、現段階では完全に妄想の域を出ていない状態です。

 本の中の世界が終わるのは223話ではないかと推測している私!そろそろ読者のビックリ展開が来そうだと、ワクワクしているところです。


現在の世界の構成

 現在の世界は先程も書いた通り、『君に伝われ改』の中の世界になります。

 『君に伝われ』をベースとして作成された、風子への今後のヒントが沢山詰まった九能明渾身の創作本であり、その構成として…


・君に伝われ改

・九能明に繋る事柄が描かれた夢漫画


の2つが合体して出来上がった物語となっております。

 本の中のスタートは125話『11分』であり、そこから223話まで続くわけです。つまり、話数にして全99話となるわけで…

 

・君に伝われ改…91話(全101話)

・夢漫画…8話


となります。

 そこで必要なのは夢漫画の部分はどこなのか?ということ!

 夢漫画とは上記の通り、九能明に繋る事柄が描かれた回であり、当初…私は


●132話…本人登場

●133話…本人登場

●134話…風子の回想

●157話…センターカラー

●191話…巻頭カラー


の5つが該当すると想定していました。その仮説により、残りの3話分は221話・222話・223話が該当し、トータル8話になるのではないか?と思っていました。

 しかし…今週の221話で九能明に関する事柄は描かれませんでした。

 そこでさらに検討した結果213話も夢漫画に該当する可能性が高い事に気づきました。

 もしかしたらですが…『ロードマップ』も"線で九能明と繋がっている"と判断されてしまう可能性が高いのではないか?と思ったのです。つまり…


●213話…風子の記憶として描かれたロードマップの描写


が新たに夢漫画に加わるわけです。

 さらにもう一つ候補が!それが220話で描かれた、オータム編の締め演出である、アンディが見えない九能明に拳を突きだす描写!

 この描写も解釈の仕方によっては九能明と繋ると判断され、夢漫画に加わってもおかしくありません。なぜなら、この時たしかに九能明とアンディの心は拳を介して繋がっていたはずだから…。

 いったい今後の展開はどうなるのか?目が離せませんね!


今週の総括

アンデッドアンラックはまだまだ続くぞぉ!!


ありがとう御座いました。