毎年、8月の最終金曜日だった黒藤院の富山での公演が、今年は日時と場所が変更になりました。 もう何年も続いていたので、今年も早々と8月最終金曜日で夏休みの申請を出しておいたのを、8月に貰ったチラシで変更を知り、慌てて休暇の申請を変更。


いつもは、青春18キップ(それにしても、この名称って ^^;)を使い、鈍行列車で金曜日に、ほぼ一日かけて黒部まで行き、夜、公演を見て、翌日土曜日に、また一日かけて東京へ戻り、次の日曜日は一日、家でぐったりとして疲れを取って、翌週の仕事に備えるのが恒例となっていましたが、今年は 8/24(火曜日) に出発、8/25(水) に戻り、翌日すぐ出社なので、いつも通り鈍行で一日かけて戻るのはしんどいだろうと、北陸フリー切符というのを使い、新幹線と特急はくたかに乗って行き来しました。


京都へ行く時は当たり前のように乗ってる新幹線ですが、富山へは、もう鈍行で一日掛かりで行き来するのが当たり前のように思ってしまっていたので、新幹線と特急で行くとあまりにも早く着いてしまい、あっけないくらい。 


もともとは、少しでも安上がりにしようと思って鈍行で行くようにしたのですが、これが結構良くて、富山で観る公演と同じくらいの楽しみになっていたので、今年は、ちょっと旅行気分に欠けたような気もします。


本を読み疲れて、ふと目を上げると車窓に緑が揺れてて、しばらくウトウトして目を開けると、海が見えたり、トンネルを抜ける度に、山が折り重なるパノラマは見事だし、一日電車に乗るのも飽きないものです。 


それから、部活の帰りらしい地元の学生の子たちが、アイスキャンディ片手に乗ってきたり、パンを食べたり、中にはホームの立ち喰いそば屋の発泡スチロールのどんぶりを持ち込んで蕎麦をすすってたり。^^ 夏休みの教室の延長のような、怠惰で、少しだらしない、にぎやかで楽しげな雰囲気が列車の中に広がるのも、懐かしさを覚えて、嬉しくなります。


今年は、急遽予定変更して、無理矢理休みを取ったので2日しか休みが取れず、やむなく特急の旅となりましたが、来年は、もっと早くに公演の予定を確認して、週末でなければ、ちゃんと3日休みを取れるようにして、また鈍行の旅を楽しみたいと思います。