追悼?献句?
・・・
違う。追悼はやっぱり違う。
追悼は、死者の生前をしのんで悲しみにひたること。
だから、やっぱり違う。

淋しくないわけじゃない。
とてもとても大切な存在。
だけど、私にとっては悲しみにひたる存在ではなく、
笑顔を想い、感謝を贈りたい存在。

今でもこの胸に熱く強くどっしりとある存在。
今なお、感謝しかない存在。

だから感謝で詠みたい。
献句は献句でも、悲しみにくれる追悼句ではなく、
感謝のみの光溢れる句を贈りたい。

読書のスイッチが入った。
俳句を作りたいというスイッチも入った。

作りたくて作りたくて仕方がない。
何かを吹っ切りたい時の衝動に似たざわめき。

だから、作れない。いや、作らせてもらえない。

今は己が静かになるのを待つ時。
今の次元ではなく、ズレのない所で。

句はすぐそばに、もうすでに存在しているから。
繋がる瞬間を、待っていただいているから。


…………………………
暮遅し
永き日
春愁
目借時
春寒

朧月
春雨

風車
ふらここ

椿
落椿
散る椿

木蓮
梅が香
菜の花

春夕焼
風船
雪解

芽吹く
木の芽
木の芽時
木の芽雨
木の芽風

春風
春疾風
光る風


…………………………
もう少し。
もう少しだ。