1987年7月に国鉄は分割民営化しました。
2001年に国土交通省の発足、整備新幹線なども引き継がれます。
そして、2009年3月のダイヤ改正で東京駅発着のブルートレインは廃止、2015年8月に上野駅発着の北斗星が廃止、2016年3月にカシオペアも廃止になりました。
その背景にはLCCや夜行バスに客を取られて採算が取れなくなったというのもありますが、分社化によって利益配分が細分化したというのが大きいです。九州方面のブルトレだと、JR東、東海、西、九州と4社に跨ります。
上野発のブルトレならばJR東とせいぜい北海道のみでした。それで、秋田行のあけぼのと札幌行の北斗星は残ったともいえます。
整備新幹線に伴う並行在来線も背景にあります。九州方面のブルトレ廃止は2004年の九州新幹線部分開業に際して熊本以南が経営分離されたというのが契機となりました。元々乗車率の減少という問題も抱えてました。
東北新幹線の盛岡以北は整備新幹線になるので並行在来線はJR東から経営分離されました。北斗星の廃止は北海道新幹線開業に伴い青函トンネルが使用できなくなったことが背景です。カシオペアはそもそもJR東のみの運行でJR北海道との共同運行ではなかった。
サンライズ出雲・瀬戸はJR西日本と東海の共同運行になっています。残っているのは電車方式なので客車を牽引する機関車が不要というのもあります。
国鉄分割民営化は日本最大の労働組合だった国労潰しのために自民党が強行したと言われています。日本社会党はその後解体され、後継の社民党も風前の灯となっています。
自公政権が当時の国民との約束を反故にしたというのもありますね。政治家は嘘つきたる所以です。公明党がいかに腰砕けというのもわかるかと思います。なんの抑止力にもなってません。自民党に寄生して甘い汁を啜っているだけの政党です。国土交通省を牛耳っているのは公明党ですからね。
鉄道オタクは創価学会員が多いとも言われています。なんとも皮肉なものですね。
また、民営化したら採算性の低いものは淘汰されていきます。夜行列車は夜間の保線作業の邪魔になったり、広大な車両基地に客車を留置しておかねばいけなかったりとボトルネックになっていたみたいです。
九州方面のブルトレを全廃したおかげで品川の車両基地を大幅に縮小することができて、それで生まれたのが高輪ゲートウェイです。
汐留や梅田といった貨物基地が再開発されたり、民営化により鉄道よりも不動産業に力点を置いているというのもありますね。
そうはいうものの、やはり夜行列車には旅情だとかロマンというものがあると思うのです。
サンライズは人気が高いですし、カシオペアもこれだけ盛り上がるわけだから、夜行列車のポテンシャルは高いと言わざるを得ない。一部の熱狂的マニアが騒いでるだけなら相手にされないと思うけど、観光立国を目指すのであれば夜行列車の需要は無視できないと思います。
ヨーロッパや東南アジアでは夜行列車走らせていますからね。日本の中古の客車も東南アジアにいけば現役で走っていたりしますし。
ブルートレインはヨーロッパのオリエント急行を意識していたと言われてますし。
クルーズトレインみたいな富裕層向けの車両のみならず、大衆が気軽に利用できる夜行列車というものを走らせることは決して無意味ではないと思うのですが。
ちなみに、JR東が2027年春以降に北東北エリアを中心に運行すると言われている新たな夜行列車があります。特急ひたちに用いられているE657系を改造してオールグリーン車として運行する予定だそうです。
要はJR西が走らせているウエストエクスプレス銀河みたいはものですね。かつて新快速として走っていた国鉄型車両を改造したものです。
一部ではまことしやかに盛り上がっていますけど、要はブルートレインのコスプレ電車ですよね。
ブルトレ風だけどもブルトレではないと思います。
新車でもなければ、定期運行でもない。旅行商品として売り出されるということはカシオペア紀行みたいなものですよね。多少はお手頃価格になるにしても、旅行商品だと気軽には利用できないと思います。
ウエストエクスプレス銀河は一応、駅でもチケット買えるんですよね。プラチナチケットらしいけど。
オールグリーン車というのもサフィール踊り子っぽいですし、かといってサフィールみたいに完全な新車でもなければ食堂車もない。ラウンジに売店を置くくらいみたいですし。
本来ならばカシオペアの後継車両を新造して、定期運行するべきだと思いますけどね。例えば山形、秋田経由青森行きとして。
特急ではなくて急行として走らせてみるとか。夜行列車に速達性なんて求めてないでしょうし。
豪華寝台特急でなくても、乗ることそのものが目的になるような定期運行の夜行列車を走らせて欲しいですね。
ムーンライトならば青春18きっぷなども使えるんですけど。
尾久駅に留置されたまま放置されているかつてのブルートレイン客車風。
カシオペアの客車はぜひ保存して欲しいです。これを解体するのは勿体無いですね。
碓氷鉄道村でも鉄博でもいいから観れるようにして欲しい。
誰も気軽に見学できるように静態保存するべきだと思います。
ところで小田急ロマンスカーのVSEは結局どうなったのでしょうか?海老名のロマンスカーミュージアムにはあまりスペースないんですよね。保存展示するにしても拡張するしかなさそうですけど。
カシオペアはJR東が責任持って静態保存するのでしょうか?それとも、民間に払い下げて列車ホテルとして運用するのでしょうか?
上野駅に入線するのはおそらくこれがラスト。
北海道新幹線よりも需要あると思いますけどね。
新幹線で東京から札幌まで利用するひとなど少ないと思いますけどね。よっぽど飛行機嫌いとかではない限り。
寝台特急北斗星はちょうどバブル期ということもあって話題になりました。斜陽だったブルトレの価値を高めて世間に再認識させた功績は大きかった。
カシオペアはバブル崩壊後という夜行列車の存続が問われ始めた頃にJR東が独自に導入したいわば最後のひとすじの光でした。
ロマンスカーの存在意義を問われ始めた頃にVSEを導入した小田急に近いものがありますね。
オール二階建て、全室にトイレ完備、食堂車に豪華スイートルームなど、夜行列車の理想を詰め込んだ究極の車両だったのではないでしょうか。
サンライズ出雲はカシオペアを庶民的にした感じですよね。
サンライズも後継車両を導入するのか危ぶまれていますし、乗れるうちになるべく乗っておいた方がいいかもしれません。
ここからは余談ですけど。
もしも動態保存してくれるという3セクがあれば嬉しいんですけどね。そんなところないか。
JR北海道が買い取ってクルーズトレインにするとかどうなのかな?そんな余裕ないか。ロイヤルエクスプレスを伊豆急からレンタルするくらいならば、カシオペアをもらって欲しいわ。
JR四国でもいいし。四国をただグルグルするだけでも需要ありそう。
なんだったら東武鉄道とかどうかな?12両編成なんて浅草駅に入線できないか。半分にするしかない。
うまく整備すればあと数年は走れそうだけども。
カプセルホテルとして静態保存するというのもアリだが、備品を盗むような輩もいるみたいなので保全とか大変そう。
サウナのドライヤーを盗むような輩もいるくらいだから、カシオペアを静態保存するにしても管理が難しそうです。
碓氷峠鉄道文化むらも備品の盗難とかあるみたいだし。かつては自由に静態保存されてる客車の中とか入れたけど、いまはどうなんだろう?
モラルハザードの時代だから。高度大衆化社会の賜物だろうな。














