前にも書いたことがるように、私の夫はたぶん自分でして出す、ということに強い抵抗を感じるタイプだと思う(あくまで予想だが)。確かに、立場を入れ替えて考えてみたら、朝夫に叩き起こされて、とりあえず何でもよいから自分でして卵子を出せ、とか命令されたらかなーりテンション下がるし、夫への性的関心度とかも下がるし、そもそも自分ってなんだっけ、種馬だっけ、みたいなアイデンティティクライシスにも陥りかねないだろうなと思う。なので、出来れば採精の場面では夫にできるだけストレスをかけず、夫の抵抗も少なくしたうえで実行できるプランがないものか、と前から考えていました。以前、どこかのネット記事で、カップに出すよりも、ラテックス製でなく、殺精子剤のついていないゴムであれば、自然に行為をして出した方が、精子の数値が良いという実験結果が出た、という記事を読んで、なーんだ、だったらオカモトとかのポリウレタン製の殺精子剤ついていないやつに出せばいいのね、それなら土日の朝にお願いするのもあんまり抵抗ないわね♪と思っていたのだが、再度しっかり調べ直してみると、どうやら市販のゴムは、例えポリウレタン製であっても、殺精子剤が付いていなくても、潤滑剤(巻きおろししやすくするやつだと思う、なのでゴムの内側についている)が必ずついており、そうでなくても生産の過程でいろいろな微細な物質が付いているので、ゴムの内側に付着した精子はほぼ死滅するというまた違う記事を読み、まじか…!と思いました。ゴールデンプランが崩れました。なので、また検索魔になり色々調べてみると、精液採取用の特別なゴムというものがあるらしく、日本不妊学会編「新しい生殖医療技術のガイドライン」でも言及がされているみたいでした。英語ではSCD(seminal collection device)として売られているみたいです。ええやん、と思い、早速ネットで購入しました。50個入りで600ドル越えなので、ゴム1個で1500円くらいと、かなりのぼったくりの値段ですが、すぐ破けた、など色々使い心地は悪いみたいなので、何度も失敗することを考えて多めに買っておきました。なんか、精子は最初の出る瞬間の汁が一番精子が含まれているらしく、例えばオーラルで手伝ったり、膣外射精したとしても、それだと大事な最初の部分を取り逃してしまうみたいです。精液採取用のゴムについても、まだ心配な点があり、それはゴムの側面に着いた精子はたぶんコップに移すときに移しきれず、数が減ってしまうんだろうなぁということ。それについては、慎重に集中して全部をしっかり絞り出してカップに移すことでどうにか対応しようと思っています。本当は、ゴムに入れたまま病院へ持っていくのが理想らしく(たしかに、空気にも触れにくいし、カップよりも理想的な環境な気もする)、ダメもとで、O社提携病院に、精液採取用のゴムを自分で買ったのですが、そのまま病院に持って行ってもよいですか、と事前に電話で聞いてみようと思っています。それでもし、OKと言われたら、採精してそのまま縛って容器に入れて持っていけばよいので、ほぼ検尿くらいの感覚で汚れも少ないし、零れることもないし、良いことづくめだなぁと思います。O社提携クリニックさん、採精用ゴムとかも取り扱ってくれたら本当に嬉しいです~!自分で買うのも高いし…!