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さて。
今日は患者さんと話していて参考になったお話を・・・。
私のところに来ていただいてる患者さんで
ADHD・双極性障害の患者さんがいます
家族持ちで、息子さん一人、娘さん一人いらっしゃいます
その方とお話ししていた時に聞いたこと
決して、めちゃめちゃ円満というわけではないのですが
それでも、家族みんなで支えあって頑張っています。
特に奥さんは
躁状態の時が怖いみたいで
何回か出て行け！離婚だ！と言われたそうです。
そうですよね・・・。
躁状態って自分ではなっているときは
本当にわからないんです。
口調も攻撃的になったり
言葉遣いも荒くなり
早口になる
思ってもいないこと言葉にしてしまったり
人によっては攻撃的になって暴力をふるってしまう人もいます
もちろん、悪いことなんですが
なっているときは自覚もないし、ひどいとあんまり覚えていなかったりします。
私も過去にこれで、急に人に当ってしまい
気が付いたら人が離れていくというのを何度も経験しました。
何よりも辛いのは疾患になったことではなく
自分が故意でしていることではないことで
人が離れて行ってしまうという事。
他の人には病気だから仕方ないと
言われましたが。
当事者からするとそれでは済まされない
一度離れてしまった人は
もう元には戻らないことが多い。
なかなかそれを見せて残ってくれる人も少なく。
いきなり見せられた人は
あいつ急にどうした？ってなるわけで。
後から双極性障害という疾患です
ごめんなさい！
って言っても理解してもらえないことがほとんどです。
それで、結局離婚になってしまう
夫婦もたくさん見てきているので
どうにかならないものかなと
思っていましたが
今日お話しされた方は
わりとうまく回っているようなので
しかも、わりと単純な方法でした。
聞いてみると・・・。
躁状態の時には
実家に避難する
奥さんがそろそろこの人
そういう状態になったなと判断したら
実家に避難するように
促しているそうです。
それで、落ち着いたら
また家族のもとに戻る
という事にしているそうです。
もちろん実家とかが遠すぎればできないですけど
それでも、家族を守るために距離をあえて置くというのも
一つの手段なのかな？
と思いました。
よく結婚式とかで
「健やかなるときも、病めるときも・・・・」
っていうのがありますが。
所詮きれいごとよね。
「病めるとき」は場合によっては
一緒にいないほうがいいときもあります。
いくら夫婦って言っても
所詮は他人なので。
距離置いてみたほうが上手くいくこともあるんだなと・・・。
勉強させられました。
今まで患者さんに相談されると
一緒に頑張る道を探してたけど。
症状が出た時には
潔く離れて。
またもとに戻って落ち着いたら
近づくのもありだよね！
と勉強させられました。
もし、パートナーが双極性障害で
困っている方がいれば！
ぜひ参考にしてみてください！
自殺者0を目指して