【注意】
中期中絶のお話です。
不快に思ったり反対だったりする方は
お読みにならない方がいいかもしれません。
今日はお腹の子をお外に出す日です。
朝からいろいろな準備にはいりました。
・AM8:00.浣腸
陣痛に備えてだと思います。
便も一緒に出してしまわないか不安だったのて
浣腸をしてくれるとのことで
良かったと思いました。
浣腸の経験は20年以上前に1度。
1分ともたなかったので
看護師さんにどれくらい我慢すればいいのか、
何度も何度も聞いていました。
「我慢できるなら、できるだけ長く」
「早すぎると意味がないよ」
その雰囲気からけっこう早い段階で
みんな我慢できないんだろうと察しがつきました。
1分もったかもたないか、、
それが限界でした。
腹部をしめつけられる感じのつらさは
涙かでるほどで、
苦しむ時間は違うけど
苦しい度合いは陣痛と似ているかも、
とふと思ったら
陣痛への怖さが少しやわらぎました。
・点滴
ブドウ糖と書かれた点滴をし始めました。
昨晩から断食もしているので
栄養補給なんだろうなと思いました。
昔は点滴のための注射がイヤだったときもありましたが、今となってはこんな痛みなど屁でもない状況でした。
朝の時間はバタバタと過ぎましたが
点滴が終わってからは、待機の時間が
あり、また病室であれやこれや
思いをめぐらせ、不安な時間を過ごしました。
・AM10:30くらい、ナースコール
ついに呼び出されました。
この時は陣痛の不安よりも
おととい、昨日と経験したラミナリアを抜く痛みへの怖さがまさっていたように思います。
いよいよか。
この不安と痛みの数日から解放される、と
思うことで何とか気持ちを奮い立たせている
自分がいました。
処置が始まりました。
まずは器具を入れてラミナリアを抜く処置です。
連日の痛みの記憶で
私の体は必要異常に反応し
全身に力は入り、
お尻を上げたりひねってしまったりしてしまいました。
看護師さんもよくあることなのか
今までサポートはひとりだったのに、
両脇にひとりづつ付き私を押さえてくれ、
さらに先生のサポート役がいるようでした。
この状況も私の恐怖と痛みを倍増させていたのかもしれません。
「おしり、ねじらないで!!」
いつになく先生が強めに言っていたのが
記憶に残っています。
今となっては、その時の処置への鈍痛は、
昨日の(2回目の)処置より痛くなかったと
思いました。
抜き終わると、
「では陣痛を付けるお薬を入れていきますね」
なにか、液体?のようなものを
子宮口に塗っているようでした。
特にこの処置が痛かったというよりは
恐怖と子宮口辺りの鈍痛が続いていたので
もう私の頭は「激痛!」という感覚にすりかわり、それだけに支配されていました。
なので、この時の詳細な記憶はあいまいです。
そして塗り終わると、器具が抜かれ
「2時間後にまた薬いれますね」
え??そんなにかかるの??
二時間以上も陣痛に耐えるの??
そう思いました。
・AM11:00、陣痛
椅子から降りると
隣の部屋の布団で寝て陣痛を待つように言われました。痛みが強くなったらナースコールね、という感じでした。
カーテンでしきられた隣に別の女性が寝ているようでしたが、看護師さんはその部屋にはいませんでした。
あ、あ、ここからは個人戦だ。
そう思いました。
1度経験しているということもあり
出る瞬間はわかる自信がありました。
・15分後?
軽い生理痛が始まってる気がしました。
規則的な感じはしませんでした。
痛いような痛くないようなそんな感覚がしばらく続きました。
・さらに15分後?
明らかに陣痛が強くなってるな、と思いました。
まだ我慢できるけどけっこう痛い生理痛。
この痛みくらいならまだ出てこないというかんじでした。
そう思っていると
すぐにヤバイ!という激痛、経験したことのあるすごい痛みに変わりました。
来る!そう思いました。
すかさずナースコール。
「どうしました?」
「痛みが強いです」
「すぐ行きますね」
そんなやり取りも無駄に思えるほど、
その時はすぐやって来ると思っていました。
しかし、看護師さんはなかなか来ません。
その間に痛みが5秒程やわらいだかな、
というのち、すぐまた激痛が始まりました。
ああ、もうその時だ。そう思いました。
2回目の激痛が始まってすぐ、
布団の上で、私はオムツをしたまま
お腹の子を外に出しました。
その時まだ看護師さんは来ませんでした。
ホントに痛い陣痛が始まってからは
ここまで10分くらいでしょうか。。
感覚でいうと3分くらいの激痛というかんじでした。
どうしていいかわからず、
とりあえずそのままの状態でナースコールを連打しました。
「もう出ちゃいました」
「そのままでお待ちください!!」
バタバタバタバタ、、、、
ナースコールの先はすごく焦ってるようでした。
それとは逆に私は
ここ数日でいちばん落ち着いていました。
それから数分?はたったと思います。
やっと看護師さんが来てくれました。
・麻酔
椅子に移動して
麻酔注射が打たれました。
子宮内の掃除をするためだそうです。
10秒数えよう、、と思った瞬間から
意識は遠のきました。
もう少しの痛みなんか耐えたくもなかったので
麻酔をしてくれて良かった。
10分程で起こされフラフラで布団に戻りました。
酔ったときのようなモヤモヤとした感覚でした。
そんな中でも主人に知らせなきゃと
おもむろにケイタイを探して
LINEしている自分がいました。
それから数分で腰や子宮が痛くなり
生理痛のような鈍痛がありました。
私はすかさず痛み止の座薬をもらいました。
もう本当に痛みなんか少しも
感じたくない気持ちでした。
「少し眠ってください」
これっぽちも眠れませんでした。
夕方、病室に戻っても
不安からは解放されたものの
そこからは罪悪感?喪失感?虚無感?、、
わかりません。
落ち着く時間など少しもありませんでした。
長い長い夜でした。