令和六年（甲辰）　皇紀二六八四年　西暦2024年

９月（壬申）　６日（癸酉　みずのと・とり）

和暦　葉月四日　第5728回

(久しぶりに金曜散策で大宮八幡宮に向かった。秋の例大祭13日から16日の準備と21日の「十五夜の神遊び」の準備が始まっていた。朝日が境内の緑の木々に当たり、大宇宙の“いのち”の輝きを伝えてくださっているように思えて感激！)

【この道より　我を生かす道なし　この道を歩く】(致知10月号)

　「この道より我を生かす道なし　この道を歩く」

　作家・武者小路実篤が色紙などによく書いた言葉である。35歳の時に始まり90歳で鬼籍に入るまでくり返し書いている。作家として生きる以外に自分の道はない、この道をひたすら深めていくだけだ、という思いを抱き続けたのだろう。

　道は異なっても、一道を歩んだ人は皆、同じ感慨を抱いているのではないか。

【海乗の独り言】

　5月14日に「漏電火災」で焼け出される「まさかの坂」に至り、絶望の淵に落ちた直後、翌15日夕刻に、「仮住まいをご案内できる物件が見つかった」との大家さんの電話に耳を疑った。そのまま「仮住まい」が始まり、その流れの中で「正式入居」に至り、今日で114日目である。

　この「仮住まい」という言葉が脳裏に焼き付いて離れない。知花敏彦さんのお話の中によく出てくる「肉体は魂の住処、乗り船」だということは、今世の「魂の仮住まい」ということだ言えなくもない。ということは、「今世のこの肉体をフルに活用して何をするのか？」と内観してみれば、「この道より我を生かす道なし　この道を歩く」となる！

　わずかな時間のずれにより、「魂の住処である肉体」を失っていたかもしれないと思った。生かされた、守られた、赦されたという感が強い。ということは、この道をひたすら深めていくだけだということになる。その深めるために欠かせない体験を今回はさせていただいたことは間違いないと、日が経つにつれて確信が深まっていく。

　武者小路実篤が55年間も繰り返し繰り返し色紙に書いてきたこの言葉こそ、今世という二度とない人生をどう生きるのか？どの道をどのように生きるのか？を各々が自問自答し、内観を深めて確かめることが願われていると思えてならない。

【健康一口メモ】(宮野のり子・獣医師「風の道　犬や猫から学ぶ人の生き方」)

　①遺伝子の材料を補う

　遺伝子の構成成分である核酸を補うことで、遺伝子の修復や異常細胞の自滅を促進することが出来ます。玄米や鮭の白子やシラス、干し椎茸がおすすめです。

この道より 我を生かす道なし この道を歩く

この道より　我を生かす道なし　この道を歩く