たった1年同じ職場の同じ部署で働いたもと同僚と今も交流が続いている。彼女は私の子供たちが3年ほどいた保育園に子供を預けることになったので、保育園の園服を譲った。それから子育てのこと、義実家のこと、仕事のこと、いろいろ愚痴を言い合った。転勤してからは1年に1回会うか会わないかだったが、あるとき私が通っているヨガ教室の話をしたら、是非通いたいと言って通い始めた。3年ほど一緒に通っている。ヨガは1時間だが、その後のランチやティータイムは1時間以上かかる。楽しい楽しいひとときだ。お互いの都合が合わなくてヨガに二人とも参加してその後時間が合うというのは月に2回くらいだが、いけるときは必ず行く。
その彼女が、昨日衝撃の告白をした。4月にも引っ越すというのだ。シングルマザーの彼女の息子たちは東京で働いている。地元には戻らない。それで、ゆくゆくは東京近くの老人ホームに入居するつもりとは聞いていた。でも、まだまだ先だと思っていた。
ところが、たまたま、いいと思っていた老人ホーム(60歳だから動ける人向けのホームで、動けなくなったら別棟に移るシステム。クラブもいくつもあって、ヨガもできるらしい。大浴場がある!!)に空きが出て、彼女の持ち家を売りに出したら、よい買い手が現れ、トントン拍子に話が進んだらしい。いったん仕事は区切りをつけ、引っ越ししてからまた何か働けるところがあれば働くそうだ。母親が一人暮らしをしているが、それは弟夫婦に任せ(彼女の地元は田舎で長男が後を継ぐという土地柄らしい)息子たちにあまり世話をかけなくていいように自分で立てた老後生活をスタートさせるというのだ。家を売ってしまえば息子たちが泊まりにくることもできなくなるが、どうせ1年に1,2回だからとすっぱりと。持ち家の管理はたいへんだし、引っ越し先は駅の近くだから、車の運転もしなくてよくなるから車も手放すとか。東京には近くなるから遊びに行きやすくなる。いいこといっぱいだ。なんて合理的に考えていくのだろう。今日今頃は子供たちの5月人形をお寺に納めに行っているはずだ。
彼女は管理職として数年激務を勤めた。合理的に考え、毅然と仕事を推し進め、新しいことを取り入れていく気概もある。同い年のため私は彼女の立場を度外視して友達としてずっと気楽に付き合ってきたが、さすがだな、生き方が格好いい。憧れる。