ふゆよみよま | 乙女のための文化手帳

乙女のための文化手帳

ウミ下着主宰・中西ちさとが漫画や映画等についてつらつらと書きなぐる手帳。

なんか複数のひとにお勧め漫画を聞かれたので今の時期オススメな本をご紹介!

☆は漫画と一緒にオススメの飲み物や食べ物。なんとなく。本は汚さないようにね!



「残酷な神が支配する」萩尾望都

長くて辛いけど、最後まで読みきることをお勧めします。
クリスマスが近くなるといつもこの物語を忘れないために読んでいる。
毎回辛くて涙が出るけれど、毎回新しい発見のある物語。


☆丸まって。もしくは姿勢を正して。
ジェルミの血のようなワインをホットで。


「黄色い本」高野文子

本好きの為の本好きによる本好き漫画。この現代漫画極北の表現を味わえるのは日本人だけ!と思うよ。

☆勉強机、もしくは蒲団の中で。苦いお茶にキャラメル。


「綿の国星」大島弓子
擬人化された猫「ちび猫」が出会う事件、人々。全てが暖かく時に鋭い。

☆ホットミルクと一緒に。(猫舌は気を付けて)読後はねこまんま。


「さんさん録」こうの史代

男やもめのさんさんが家事を少しずつ覚えたり、息子家族と色々あったり恋したり…温かみのあるタッチで描かれていく日常に癒されていきます。

☆こたつにみかん、さんさん録。



あと何故か秋冬によみたくなる萩尾望都作品。以下はもう説明不要の名作ですが
「トーマの心臓」
「ポーの一族」
「半神」

なんかも、ヨーロッパが舞台だからか秋冬に読みたい。


あ…冬イメージの手塚作品が思い付かない!
なんか一年中読めるんだよね。季節感があんまないとも言える…

あえて挙げるなら「ルードウィヒB」とか?これも楽聖ベートーベンが主人公のヨーロッパ物だ。


岡崎京子と山本直樹は夏イメージ強い。何か…裸が多いから?



てか季節に限定しなくても…て話なんやけどまぁなんだ、今回はこういうコンセプトなんだ!!さ、皆さん書店へ急げ!