注:今から書く内容は「ハリーポッターと死の秘宝」の内容にかなり触れています。

   まだ読んでない方は、ネタばれにお気を付け下さい!!

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先日

図書館から電話で

予約してた本の返却があったと連絡をもらい

受け取りに行ってから・・・・早2日が過ぎました。


自己最高記録です!


今日の午後読み終わりましたグッド!



もうね・・・

こんなにハラハラドキドキした上に

しっかり重要な謎が解け

ハッピーエンドとなり

感動をいくつも与えてもらえる本って


素晴らしいと思う!!!クラッカー



何を今更って思うかもしれないけど

私がハリーポッターを読み始めたのは

去年なんです。


去年、「ハリーポッターと賢者の石」を

移動図書館で借りて読み

その文章の巧みさと

ファンタジーの世界をリアルに想像できる世界観に

引き込まれました。


以前にやってたブログでは

読書経過文と言って

読んでる途中で、読んだ分だけの感想と

その場面までで想像できる先の予想なんかを

ネタばれづくしで書いていたんですが

ここでいうアメンバー限定記事として書いてました。

今は限定記事って言うのは書かないようにしていますから

ここにブログを開いてからはアメンバー記事は全くないです。

ここに登録してない友達も見ているからです(^-^)


なので、以前のようにバンバン長い経過文を書くってことが

今は出来てませんが・・・

それでも感動した気持ちを残しておきたいので

今回は特別!!!

長々と(笑)書いて行きたいと思います(笑)


しかも、今回私が読んだのは「ハリーポッター」シリーズでも

最終章!!

事の結末がわかる「ハリーポッターと死の秘宝」を読んだので

これから読もうとしてる人や読んでない人は

どうかネタばれ(本の内容がわかることを書くこと)になるので

ここから先はスルーされた方がいいと思います(^^ゞ


ではっ☆




いや~すごかった!


何がすごいって、あれだけ単調にね

ホグワーツで起こる事件をハリーとロン、ハーマイオニーの3人で

解決に導いてハッピーエンド♪

で終わってた物語が


「炎のゴブレット」になって、2冊組になったことを期に・・・

いや、別に2冊組になったからってわけじゃないとは思うけど(笑)

内容がドンドン戦争のような状態に変化して行くのよ。


初の2冊組である「炎のゴブレット」で、闇の帝王が復活ビックリマーク

初めての死者が出てしまい、

私は読みながら何度も本から視線をはずして

息をのみました。


上巻と下巻のあまりにも違う雰囲気に

これから先のただならぬものを感じ

また、この作品で身近な人がなくなることがあると

初めて感じたことから、余計にドキドキするようになりました。


そしたら案の定・・・


私が大好きなキャラクターだった

シリウス・ブラックが次の「不死鳥の騎士団」で

あっけなく姿を消してしまったんです。


あまりのショックで、すぐに続きが読めませんでした。


ハリーも打ちひしがれてしまっているのに

その次の「謎のプリンス」では

一番信頼し、一番頼りになる校長までもが

仲間の裏切りで居なくなってしまう場面では

この先の物語の展開が全て終わってしまったような

先が真っ暗になってしまったような絶望感を抱きました。


「たのむ・・・」


と言って死んでしまったあの言葉を

私は最初、「助けてくれ」と言ってるんだと思った。

でも、ダンブルドアが人に命乞いをするようには思えない・・・

もしや・・・


「助けてくれ・・」じゃなくて何かを頼んでいるんじゃないかと思え

だとしたら、頼まれたスネイプは一体何をするんだろう・・・


そんな謎が残ったままで迎えた最終章でした。


だいたい、最終話を覗く2冊組の場合

上巻はホグワーツへ行くまでの夏休みの間の話で

そこまで危機迫った場面はなかったのに

今回は違う。


叔母の家から安全な場所へ移動するのに

早くもハリーは狙われてしまい、死者まで出る始末。


こんなに早くから、危ない目にあうことから

闇の帝王がかなり焦ってるのを、ひしひしと感じ

安全な場所で過ごす短い時間はあっという間で

分霊箱を探す旅に出る予定だったハリーたちは

平和に出発するのではなく、

いきなり襲われたことで避難したことをきっかけに

そこから準備しておいたものを使いながら

旅を続ける。


その中で仲たがいはするし、

ダンブルドアの過去の行いや家族の秘密が暴露され

その内容にハリーの心は迷わされ、

何を信じていいんだか解らなくなり

ダンブルドアへの不信感や怒りを持つようになってしまう。


読んでいてハラハラするし、

何度もハリーたちは危険な目にあいながらも

運よく切りぬけて行く。


一番、私が心を痛めたのは

もう、これで終わりかもしれないって思えた監禁状態の中

助けに来たしもべ妖精のドビーが

ハリーをかばって亡くなったこと・・・

涙が出てきた。


最後の言葉が「ハリー・ポッター」だったのも

涙を誘った。

ドビーは最後までハリーを守れたことが

何よりも幸せだったに違いないと思えたから。


ハリーもドビーが亡くなったことで

一つ、気持ちの整理がつき、

それをきっかけに?なのかわからないけど

闇の帝王との絆を自分の意志でつないだり

防いだりできるようになって来る。


そしてやっぱり…と思ったが

最終決戦は、ホグワーツになる。


ここで一番の活躍をしたのがネビルだと言うのが

やっぱり…と思えた。


ネビルとハリーは同じ7月生まれ。

どっちが生き残った男の子になってもおかしくなかったと

別の卷で話の中に出てきたけど

私もそう思う。

たまたま、ハリーが選ばれたにすぎない。


最初のころは絶対にハリーがなるべきだったと思ったけど

この最終章までのネビルの努力と勇気は

ハリーと肩を並べるまでになったと思う。

ただ、少々要領が悪いだけ(笑)


一番肝心な分霊箱をネビルがやっつけた場面は

凄かった。

「秘密の部屋」でハリーが出したことがある

グリフィンドールの短剣を

なんと、ネビルが組分け帽子から取り出したのには

思わず「あっ」って声が出てしまった!

やっぱりこの子にも素質はあったんだと思ったのよね。


グリフィンドールの短剣と言うのは

真のグリフィンドール生にしか出すことができない

勇気を持つ、グリフィンドール生にしか!

ハリーは早いうちにそれをやってのけ

短剣で巨大な大蛇を退治したことがある。

ネビルも同じように短剣を出したのは

凄いことだもの。




最終決戦に入る前にわかる、

スネイプの純愛やダンブルドアとハリーの会話

それに話の途中から出てくる死の秘宝の関連性・・・

全てが理解出来た時、ハリーは確信を持って

自分の命をみんなのために捧げたのは

凄いよね。

たった17歳だよ!


自分から死ぬために闇の帝王の所へ行くなんて・・・


結局、その勇気が、みんなへの愛が

自分と重なっている闇の帝王の一部分を切り離すことに

成功したってことなんだろうと思う。


最終決戦で、ハリーは闇の魔法を使わなかったのも

意味があることだと思う。

死のために杖を使わない・・・

これこそが一番大事なことなんだろうね。


物語は、ハリーの勝利で終わりを迎える。


そして、最後はエピローグとして

19年後のお話が書かれている。

その場面でのハリー、ロン、ハーマイオニーの姿は

今までの物語を読んできて、

私が一番願っていた未来だったから

ジーンと来てしまった。


ダンブルドアの名前、ハリーの父の名前、

ハリーの母の名前が出て来て

最後の最後に、スネイプの名前まで出てくる(*^_^*)

この名前についてのことは、

読んだ人にしかわからないことだけど(笑)


最後の最後で、ハリーの傷は

あの戦いの後、一度も痛みを感じないというのは

何よりも素敵な終わり方だよ!


今時の物語は、「世にも奇妙な物語」のような

最後に「え?」って言うような終わり方をするものが多いけど

やっぱりお話は「完」で終わるのが一番いい♪


完了するから、また一から読みなおせるってものだしね。


この物語では、真の指導者というものについても

登場人物同士の話の中に織り込んでる。


真の指導者は、自分が名乗り出たくなくても

皆に支持され、自然と前に出て旗をあげなきゃいけなくなるものだと。

その者は無欲で、権力に魅力を感じない・・・

まさにハリーそのものなんだよね。


これを読んだ時に頭に浮かんだのは

「ターミネーター」だった。


未来の人類の指導者である人が

2作目、3作目となるにつれて

どうやって指導者への道をたどったかがわかるんだけど

最終的に審判の日・・・

本人は何の覚悟もなく、自分の宿命と向き合い

自分の未来へと進むしかなくなった・・・


あのコナー少年のことを思い出したのよ。

余談だけどね(笑)



ハリーポッターを全作品読み終えて

一番心に残ったのが、1作目から大っきらいだった


スネイプ


だったなんてこと・・・

読み始めたころに想像できなかったよ~。


授業の度にハリーを目の敵にして

いじめ、罰則を与えることに喜びを感じてるような

陰湿で嫌な奴で、毎回犯人じゃないかと言われるような(笑)

そんな人物が、実は一番信頼できる人だったなんて

誰が思うよ!


しかも、スネイプは

あんなに人を一途に愛することができて

周りの全員から嫌な奴とみられることをかって出ていたなんて・・


この人も、誰にでもできないことをやってのけたんだなと。

物語の中で、スネイプの記憶の中をハリーに見せる場面で

ダンブルドアに自分の守護霊を見せている。

その姿が何だったのかを知って、私は背筋が伸びたもの(笑)

まさかって思った・・・・

まさかこの人だったとは!って。


最後の言葉が「ぼくをみてくれ」っていうのが・・・

その後に見た、このスネイプの記憶で、そう言いたかった意味を知ると

悲しくて涙が浮かんだよ。


何だかとりとめもなく長々と書いたけど

ホントにすごい物語だった。

これだけの想像力・・・・マネ出来ない!!!


この人の他の作品ってあるんだろうか?!

読んでみたくなった・・・



でもその前に!


一緒に借りた「しゃばけ」シリーズの続きを読まなきゃ。

もうね・・・しゃばけシリーズを続けて読んでる途中で

ハリーポッターを読んだから

しばらく物語の中に入るのに時間がかかっちゃってさ(笑)


今度はハリーポッターの世界からしゃばけシリーズである

時代小説の中に入るのに、ちょっとばかし時間がかかると思う(笑)


本を読むって言うのも、忙しいね(* ̄m ̄)プッ。