子供が産まれたら、施設に預ける。
離婚が成立し時期がきたら迎えに行く。
旦那に自分の子じゃないと証言してもらう。そうすれば子供の戸籍があたし達のところに移せる。
そこに行きついてしまったのだ・・・
旦那に言わなきゃ何も始まらない・・・
離婚裁判に確実に有利なあたしがもっとも不利になる発言をした!と後に周囲から責められる。
今思えば同感だ。
周りが見えてない子供のようだった。
旦那に告げた夜のことは今でも覚えてる。
今までにない淋しそうな表情。
次の日、3家族での話し合い。子供を産むことも当然反対の嵐。
望まれないとわかっていても、この子はあたし達が守ると決めた。
結局その日は離婚調停の日取りを決め、解散した。解散というより、さよなら・・・二度と顔を合わせることはないと思った。
その日、一人きりの夜を過ごした。なんて長かっただろう・・・
右を向けばいつだって彼の寝顔があった。あたし達は出逢ってから1度も離れたことはなかったのだ。
赤ちゃんは20週に入っていた。彼の母親は「堕ろしてくれ」の一点張り。次第に彼は「もう無理だ」といわんばかりの表情になっていった。
そして、あたしの母親の一言があたしの目を覚まさせた。
つづく。
」