金曜日は1日有給を取りました。
元々あった用事がなくなったので、
久しぶりの一人、映画を観に行きました。

ドライブ・マイ・カー、とっても良かった。

HPでは、「誰しもの人生に寄り添う、新たなる傑作」との表現があります。

私も40年ちょっと生きてきて、
今後人に言うことはないであろうという秘密もあります。

自分にもこんな部分があるのか、と目を背けたくなるような事実があったりもする。あの時はこういう理由があった、私だけが悪かったんじゃない、だから仕方ない。自分の中に相手を傷つけまいと聞き分けが良く、一方で言い訳だけが上手になってる大人の部分とすごく傷ついて泣きたい子どものような部分が共存していた。その時は自分の大人の部分が優勢となり、子どものような自分を包み込み、声を上げられないようにしてしまっていた。

強くなかった。きっと自分も。

本当に大事にしたいものとは正面から向き合え。
自分の心の声に素直であれ。
失いたくないものに正直な気持ちを届けろ、
そんなメッセージを受け取りました。

村上春樹さんの原作はまだ読んだことがないので、
これから読んでみようと思います。
チェーホフのワーニャ伯父さんも読んでみたい。

3時間もの長編、一人で邪魔をされずに観られたのは本当に贅沢なひとときでした。桜木町から横浜まで映画の余韻に浸りながら歩き、帰ってきました。

帰宅後の自分の表情、心動かされて久しぶりに高揚しているのが分かった。昔々にスガシカオのコンサートから帰ってきた後の表情を思い出しました。