岩井 勉/著
空母零戦隊
内容
特攻隊の掩護機として、敵艦に突っ込む者たちを見送った時の悲しみ、
理不尽な上官への怒り、そして故郷に残した妻子への惜別の情。
昭和15年、零戦とともに中国大陸で初陣を飾って以降、
ラバウル、フィリピン、沖縄、本土と終戦まで闘い抜いた
母艦パイロットが綴る血涙の空戦記録。
わが青春に悔いなし。
-「BOOK」データベースより
予科練出の戦闘機パイロット岩井海軍中尉の自著伝。
シナ事変から大東亜戦争(WWⅡ・亜細亜太平洋戦線)敗戦まで戦い
撃墜数22機、被弾数はゼロという”ゼロファイターゴット”の名にふさわしい岩井氏。
淡々と描かれた空戦や人間関係。エースパイロットにありがちな「どうだっ!」という感じもなく、
読みやすい文章で労せず読めた。