零戦 最後の証言
神立 尚紀/著
内容
「この書を読んで、胸をうたれない日本人はいないだろう」
―『永遠の0(ゼロ)』の著者・百田尚樹氏が絶賛した作品がついに文庫化!
零戦――正式名・零式艦上戦闘機。登場時に無敵を謳われ、
日本が敗れた日まで飛びつづけた海軍主力戦闘機。
この名機と共に過酷な戦争の歳月を戦い、
敗戦の衝撃を乗り越えて激動の時代を生き抜いた
搭乗員と技術者それぞれのドラマを
丹念なインタビューで描いた異色のノンフィクション。
「ゼロ戦」に青春を捧げた十人の男たちが、
長い沈黙を破って初めて語ったドキュメント「祖父たちの戦争」。
同著者の「祖父たちの零戦」(拙ブログは、→こちら)は、二人の元零戦搭乗員を中心に書かれた本であったが、こちらは、9名の零戦搭乗員と1名の技術者に対する聞き取りを個別に収録されている。
愚策真珠湾攻撃から今年で78年目、年号も昭和、平成と続き、「令和」となり、多くの実体験者の話は聞けなくなってしまった昨今、大変貴重な本であると思う。多くの人々に読んで頂きたい。
★★★★★(良い)