福田和也 著/
なぜ日本人は かくも幼稚になったのか
内容
「高い価値を、押しつけることができる者が、
その責任を負う覚悟をもった者が、大人である。
そして、その価値は、逆らうにしろ戦うにしろ、
『国』にかかわる広がりから生まれるものだ」という著者が、
"誇り"を失い、"恥"を忘れた幼稚な幼稚な日本人に
その根本原因を直言する、
痛烈無比の日本人論。論壇・文壇に賛否両論を巻き起こしたベストセラー、
待望の文庫化。(解説・角川春樹)
「続 なぜ日本人は~」(拙ブログ→こちら)を読んで、興味を持ち読んでみた。
今作は、「國松警察庁長官の狙撃事件」に言及しつつ、全体像は、現代社会(戦後社会)に警鐘を鳴らす。というところか。国の尊厳を守るためには、国民に犠牲を求める覚悟」など、江戸・明治的武士道(日本人感)全開なところも、保守全体主義的で賛同いたしかねるが…
全体的に平易に書かれているので、サクッと読めた。
★★★(おまけで★3つかな)