小松茂朗 著/沖縄に死す

-第三十二軍司令官牛島満の生涯-

 

 

 

日米最後の決戦場沖縄―死闘三ヵ月、住民をも巻き込み、

日米あわせて二十万の死者を出した戦闘の実相を描きつつ、

戦火のもとで苦悩する沖縄防衛軍司令官の人間像を綴る。

精鋭師団抽出による戦力弱体化のなかで、

決戦か持久かに揺れる三十二軍を担い、

人知のかぎりを尽くして事にのぞんだ牛島軍司令官の素顔。

「BOOK」データベースより

 

 

 

第32軍司令官 牛島満中将の生涯を沖縄戦を中心に書かれた良書。

 

・自決に至る動機などが書かれており、記録としても価値がある。

・牛島閣下と共に行動した人への取材も取り上げており、沖縄の戦時状況の想像の役に立つ。

・幼少期~青年期についても、もう少し記述して欲しかった。

 

★★★★☆(やや良い)