福田和也 著/

 続 なぜ日本人は かくも幼稚になったのか

 

 

「一見するといまの日本人は、暴力を厭う、きわめて善良で

親切な人々なのですが、しかし一皮むけば、

絶体絶命の場所に生きている他者にたいして無理解な、

利己的で冷酷極まりない生き物なのです」という著者が、

「正義」と「名誉」と「誇り」を失ってしまった

日本人に鋭く突きつける、衝撃の日本人論。

「BOOK」データベースより

 

 

福田氏の著書は初めて。知人に勧められて読んでみた。

近現代日本人の「ていたらく」を「ペルー日本大使公邸占拠人質事件」その他を例に出し、その態度を「卑怯」とし、「名誉」を重んじなくなった「醜い」日本人に「よき日本人」を取り戻して欲しいと願う書でした。

少し偏った「日本人観=武士道精神」と感じるところも多々あったが、ぼんやりしている現代の日本人には良い刺激となるのかなぁ。

前作もあるようなので、読んでみようと思う。

 

★★★☆☆(ふつう)