鳥巣建之助 著

太平洋戦争 終戦の研究

 

 

内容

原爆と特攻―この二つがなかったら太平洋戦争は

いったいどんな結果になっていただろうか。

自らも生死の間を何度もさまよい、

さらに回天特攻作戦の参謀として、

作戦中の若き海軍士官から辞世の歌をたくされた著者が、

日米双方の史料をもとに、

史実をたどりながら終戦に至る過程を複眼的な視点から描いた

鎮魂の日米戦史。

 

 

鳥巣健之助氏の著書は「日本海軍 失敗の研究」に続いて2冊目。

 

・「日本海軍 失敗の研究」と同様、日本悪(特に陸軍悪)が綴られており、かつ内容は表面的。

・原爆、特攻に焦点があてられており、その基本的な流れを掴むには良いが、やはり浅い。

・「敗戦」なのに「終戦」となっている表題が、戦後史観そのものだな。

 

★★☆☆☆(イマイチ)