杉本裕明・服部美佐子 著
ゴミ分別の異常な世界
―リサイクル社会の幻想―
内容
分別すればごみが減り、再生品も増え、
環境にやさしいと信じる人は多い。
だが現実は矛盾と弊害だらけである。
世界一の分別数34を誇る“徳島県上勝町”の哀しき結末から、
細かく分けてもリサイクル率が上がらない“愛知県碧南市”、
業者と自治体の癒着で収集費に巨額の税金をかける
“東京23区”など、日本各地の呆れた実態を徹底レポート。
エコ推進の合い言葉
「混ぜればごみ、分ければ資源」を再検証する。
-「BOOK」データベースより
一般人に苦労させ、一部の利得者のために血税が使われている「リサイクル」。
真実を知り、疑問を持つ為にも有益な書。
・日本全域の20以上の事例ものゴミ処理にまつわる問題実例が書かれており、勉強になる。
・リサイクルの手本としたフランスやドイツのゴミ収集・処理の実態も書かれており、面白い。
・「結論」「提言」などは、書かれていないので「資料」的な本でした。
★★★★☆(やや良い)