中野剛志 著/日本防衛論-グローバルリスクと国民の選択-

 

 

内容

現在、日本は、

軍事、エネルギー、食糧、自然災害、気候変動、世界金融危機など、

これまで想定していなかったグローバル・リスクにさらされている。

こうしたリスクは、覇権国家アメリカの衰退とともに顕在化してきた。

加えて、中国やインドなど、

新興国の台頭はこれまでの世界秩序を崩壊させてしまった。

まさにロスト・ワールドとなった覇権国家なき時代を迎え、

日本はどのように対応していけばいいのか。

30年後、40年後の日本を見据えた総合安全保障政策の必要性を説く。

「BOOK」データベースより

 

 

経産省官僚が、想定される「リスク・シナリオ」を情報や文献を分析、解説している本。

 

・日本人が不得手とする「リスクマネジメント」を取り上げ、問題提起しているが、解決手法が官僚的(官主導)と感じ、ややもすると全体主義(=共産主義)に通じる感あり。

・デフレーションは為替問題としながら、金融緩和より財政出動に重きを置いているのには賛同できかねる。

・思想的には「水戸学」っぽい所が見えるが、影響されているのかな。

 

 

★★★☆☆(ふつう)
一つの考え方として勉強にはなったのでプラス★一つ。

?と感じるところが多々あったのでマイナス★一つ。