谷甲州 著/ジャンキー・ジャンクション
内容
登山家、筧井宏はネパールの山中で得体の知れない男、
デヴィッド・マクスウェルと出会い、彼の予言めいた言葉に導かれるように、
ヒマラヤ国際登山隊に加わることになる。
他のメンバーは、日本人女性の加藤由紀と、
イギリス人男性のジョージ・フェアリングとデニス・ワーウィック。
しかしこの登山隊内には最初から不可解な軋轢が見え隠れしていた。
クライマーたちが過酷な状況で遭遇した幻想と狂気を描く迫力の山岳小説。
-「BOOK」データベースより
谷甲州氏を読むのは何十年かぶり。以前に読んだのも「山岳モノ」
・相変わらずの臨場感のある山登りが書かれており、のめり込んでしまった。
・主人公たちが、他人の未来を見る。他人の意識が憑依する。など、空想的な設定も神々が住むと言われるヒマラヤ高所が舞台となり、著者の細密描写で、現実味が出てきている。
・スピード感もあり読みやすかった。
★★★★☆(やや良い)
娯楽小説として良かったのでプラス★一つ。