倉山満 著/大間違いの太平洋戦争

 

内容

世界最強の帝国陸海軍が負けるはずがなかった!

真珠湾より先に攻める場所があった!!対英関係がわからなければ、

戦前の日本は理解できない!!

「強い」アメリカに「弱い」日本が挑んだという歴史観は的外れ!

日本はソ連と中国、そしてイギリスの片手間にアメリカと戦い始めた!

英霊たちを死に追いやった、真の敵を弾劾する!!“

太平洋戦争への道”史観を全否定!!

-「BOOK」データベースより

 

 

先日読んだ同氏の「負けるはずがなかった!大東亜戦争」が、日本とソ連(視点)で書かれていたが、こちらは、日本と英国との関係に視点を当てて書かれた良書。

 

・「はじめに」から倉山節全開。通説の誤りをバッサリ切り、正論を述べる。

筋は通っているし、論理的でもあり、良い。

・「おわりに」で書かれている「日露戦争戦勝後の指導者層のやり取り」に、大東亜戦争(WWⅡ亜細亜太平洋戦線)の敗因が集約されている。

・同氏の著書「真実の日米開戦 隠匿された近衛文麿の戦争責任」を簡素にわかりやすくしたような内容。

 

★★★★★(良い)

面白く読みやすく分かりやすい。