倉山満/著 「真実の日米開戦-隠匿された近衛文麿の戦争責任-」





内容
米開戦なぜ賢い日本人が愚かな選択をしたのか!?
誰も書かなかった日本近現代史のタブー。
初めて明かされるリベラルと平和主義の大罪!
-「BOOK」データベースより





 「コミンテルンの謀略と日本の敗戦 江崎 道朗/著」に続き、祖国日本は、
「なぜ?明治維新以来の親交国アメリカと戦うことになったのか?」
「なぜ?大国である米英ソのすべてを敵にまわすことになったのか?」の
の答えとなる書。

・日露戦争勝利からの日本政界の流れ、世界情勢を学ぶことが出来る良本。
副題の「隠匿された…」は、「歴史学会に」隠匿されていたということだろう。

・「無知」により判断を誤り、良識派の正論を押しやってしまった日本人の愚かさ。
固有名詞を入れ替えると現代の話にもなってしまう怖さがある。

・「近衛文麿」を多重人格者とし、それぞれの政策に「アカ」「バカ」「真人間」と推測しているあたりは、著者らしく面白い。「アカ」は危ないが、「バカ」も危ない。


 ★★★★★(良い)
大変勉強になったのでプラス★二つ。