江崎 道朗/著 「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」





内容
戦前の日本もスパイ天国だった…。
ロシア革命が成功したあと、レーニンは世界革命を遂行すべく、
「コミンテルン(共産主義インターナショナル)」をつくる。
それは恐るべき思想と悪魔的な手法に裏打ちされた組織であった。
そして大日本帝国は、やすやすとその謀略に乗せられ、
第二次大戦に追い込まれていく。
なぜ、そうなってしまったのか?
実は、その背後には、日本の「自滅的」な大失敗があった。
リヒャルト・ゾルゲ、尾崎秀実らの暗躍から、軍や政府内部の闇、
左翼全体主義・右翼全体主義と闘った保守自由主義者の実像まで、
隠された歴史の真実に迫る刮目の書。
-「BOOK」データベースより





日本の近代史、特に先の大戦(大東亜戦争・WWⅡ亜細亜太平洋戦線)を
考えると多くの人が
「なぜ?明治維新以来の親交国アメリカと戦うことになったのか?」
と疑問に感じるると思います。その答えの一つとなる必読の書。

・戦後の歴史学会がタブーとしている「コミンテルン」の事を正面からとらえており良。

・物事を単純に善(日本)と悪(米英蘭ソ中)とせず、日本国内の問題が書かれており、今まで疑問だった事が腑に落ちた。

・保守(右翼):革新(左翼)ではなく
「保守自由主義勢力・右翼全体主義勢力・左翼全体主義の勢力が存在する(現在も)」を
理解することで新たな思考が出来るようになった。


 ★★★★★(良い)
大変勉強になるので★プラス二つ。